商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 講談社 |
| 発売年月日 | 2024/07/29 |
| JAN | 9784065369609 |
- 書籍
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バリ山行
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バリ山行
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商品レビュー
3.8
483件のお客様レビュー
人工物と自然のカオス、会社と趣味…
どこの会社にも一人はいるような先輩に連れられて、通常は登らないルートで山を登る…バリ山行。
ラストシーンは、むかしの少年漫画の最終回のように希望のあるもので、胸に迫るものがありました。
カクイマサトシ
バリ山行という、未知のカルチャーに触れられたのがシンプルに好奇心を煽った。 生命の危険を感じると、日常の些細な悩みが吹っ飛んで、一つ引いて見られるようになる感覚。 雨の中のキャンプでも似た高揚感/達成感のようなものを感じたことがあり、共感する部分がある。 あの時に覚える無敵に...
バリ山行という、未知のカルチャーに触れられたのがシンプルに好奇心を煽った。 生命の危険を感じると、日常の些細な悩みが吹っ飛んで、一つ引いて見られるようになる感覚。 雨の中のキャンプでも似た高揚感/達成感のようなものを感じたことがあり、共感する部分がある。 あの時に覚える無敵になったような感覚は、我々をどこに連れていくのか。それが気になる一冊だった。
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前職の内装リフォーム会社をリストラされ、建装会社に転職して二年。波多は同僚からの誘いで六甲山登山に参加する。社内登山グループは登山部となり、親睦を深める為の活動を続けることに。そんな中、職人気質が故に会社で孤立している妻鹿があえて登山路を外れる「バリ山行」をしていると知るーーー ...
前職の内装リフォーム会社をリストラされ、建装会社に転職して二年。波多は同僚からの誘いで六甲山登山に参加する。社内登山グループは登山部となり、親睦を深める為の活動を続けることに。そんな中、職人気質が故に会社で孤立している妻鹿があえて登山路を外れる「バリ山行」をしていると知るーーー 本書の帯に書かれた「オモロイ純文運動」という文言に、勝手に期待してハードルを上げていたのだけど、悠々と超えてきた。凄い面白かった。 いわゆるお仕事小説と言われる小説は、社会人である主人公が会社の危機や変化への対応に苦労する様が描かれ、それでもなお日々懸命に働き、生きる事の大切さや、家庭を守る人々の心情が描かれる。本作の語り手である波多もまた、前職の内装リフォーム業をリストラされ、転職した後の生活を描いた小説である。波多も、妻と生まれたばかりの子供を持ち、共働きで新たな生命を育てるために奔走している。 しかし、ただのお仕事小説でないのが本書であり、「バリ山行」なのだと感じた。妻鹿さんとのバリ山行を通じて感じる命の危機。本物の危険を山で感じる妻鹿さんとは違い、山は遊びであって、本当の危機は街に、生活にあると感情を露わにする波多。波多が会社存続の危機に対して数多くの不安を抱える中で行った「バリ山行」。山が人々に見せる本当の姿はとにかく美しく、波多が抱える不安をさらに露わにしていく。 常に危険と隣り合わせであるバリが、著者の手によって美しく表現されていく様に感動した。それでもなお、不安を抱えてバリをする波多。孤独を好み、バリをやり続ける妻鹿さんの背中を追う波多。一人の人間の等身大がバリを通して描かれていく様は緊張に包まれていて、実際に葉叢に包まれ、それらを掻き分けていくような読書体験でした。
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