商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 東洋経済新報社 |
発売年月日 | 2024/07/10 |
JAN | 9784492444825 |
- 書籍
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それでもなぜ、トランプは支持されるのか
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それでもなぜ、トランプは支持されるのか
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商品レビュー
4
3件のお客様レビュー
雑誌論文を集めた本.章立となっているが,体系的な記載ではなく,同じ人物と思想について,繰り返される記述がとても多い.
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トランプ以前の米国政治は民主共和両党の政策は大差なく、支配階層にとってはどちらの政権でも構わなかった。そして支配階層の望み通りに格差拡大していった。白人労働者階級は平均寿命が低下するほど困窮し、自暴自棄になっていた。 そうした白人労働者階級の不満に応えたのがトランプであり、若者の...
トランプ以前の米国政治は民主共和両党の政策は大差なく、支配階層にとってはどちらの政権でも構わなかった。そして支配階層の望み通りに格差拡大していった。白人労働者階級は平均寿命が低下するほど困窮し、自暴自棄になっていた。 そうした白人労働者階級の不満に応えたのがトランプであり、若者の支持を集めたのがサンダースだった。 つまり、トランプとサンダースは支配階層へ反乱者の受け皿。日本では長らく米国支配階層視点のメディアによる米国政治解説がなされてきたので、トランプ政権誕生時にはトランプ支持者への理解が不十分だったが、陰謀論にハマる愚か者が有権者の半分も占めるわけもない。 米国社会の格差と絶望がトランプを登場させた。 つまり、トランプが米国政治と米国社会を壊したのではなく、米国政治と米国社会が壊れているからトランプが登場した。 トランプ登場が当然であることを米国政治の歴史と米国社会の現在地を踏まえて解説してくれるのが本書。なので米国政治の歴史を知るためにも本書は役立つ。 なお、他のレビューアーも指摘していたことだが、著者の雑誌への寄稿文を寄せ集めいるので重複する内容が多い。
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内容としては、タイトルのテーマに沿ったまとまりのある論評·分析ではなく、この数年の間に書かれた論文(評論)を寄せ集めたものなので、重複も多く、中にはトランプと無関係のものもあった。しかし、アメリカの二大政党の変遷と施策について、多くのことを知ることができ、大変興味深く読んだ。まさ...
内容としては、タイトルのテーマに沿ったまとまりのある論評·分析ではなく、この数年の間に書かれた論文(評論)を寄せ集めたものなので、重複も多く、中にはトランプと無関係のものもあった。しかし、アメリカの二大政党の変遷と施策について、多くのことを知ることができ、大変興味深く読んだ。まさに自分が、「トランプの奇矯な行動ばかりに気をとられると、その底流で起きている現象を見落としてしまいがちだ」という状況に陥っていたことを認識し、「幸福な国はトランプを大統領に選んだりしない。絶望している国だから選んだのだ」という説明に、深く納得した。
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