- 書籍
- 書籍
すべては〈十七〉に始まった
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
オンラインストア上の価格と店頭価格は異なります
お電話やお問い合わせフォームでの在庫確認、お客様宅への発送やお取り置き・お取り寄せは行っておりません
すべては〈十七〉に始まった
¥3,080
在庫あり
商品レビュー
4
2件のお客様レビュー
ミステリ。戯曲をもとにした作品らしい。 雰囲気はどこかホラーチック。 半分以上読み進めるまで、何が起きているのかわからない、不思議な作品。 主人公ベンのキャラクターのおかげで、事件が起きても終始和やかな会話が続くのも独特な雰囲気。 100年も前に、こんな奇妙なミステリが描かれたこ...
ミステリ。戯曲をもとにした作品らしい。 雰囲気はどこかホラーチック。 半分以上読み進めるまで、何が起きているのかわからない、不思議な作品。 主人公ベンのキャラクターのおかげで、事件が起きても終始和やかな会話が続くのも独特な雰囲気。 100年も前に、こんな奇妙なミステリが描かれたことに驚き。 変わった海外ミステリを翻訳し続けてくれる論創社に感謝。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
イギリスの作家、ジョセフ・ジェファーソン・ファージョンの作品。児童文学の大家、エリナー・ファージョンの兄弟とのこと。 船乗りのベンは、濃い霧が漂うロンドンのバーで怪しい人物を目撃する。その人物が残した「17」と書かれた紙を皮切りに、様々なことに「17」が浮かび上がる。極め付けは17番地の空き家で野宿しようとしたばかりに。。。 少し甘めの星5。 最初は主人公のベンと同様、一体何に巻き込まれているのかわからない状況。霧深いロンドンが舞台のように、全てが煙に撒かれている感覚が強い。その中で起こる奇妙で不可解な出来事が、後半徐々に明らかになっていく。 このベンが非常に間抜けで、余計なところで口を挟むなと何度も思うが、段々とそれが妙な味わいとなる。この点、合わない人には合わないだろうなと。外連味溢れる出だしから、ラストは意外にもほっこりとする終わり方。不思議な読み味だが、個人的には凄く好み。 シリーズ一作目とのことで、ぜひ続けて邦訳してもらいたい。
Posted by