商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 毎日ワンズ |
発売年月日 | 2024/05/31 |
JAN | 9784909447296 |
- 書籍
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原爆裁判 アメリカの大罪を裁いた三淵嘉子
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原爆裁判 アメリカの大罪を裁いた三淵嘉子
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商品レビュー
3.8
11件のお客様レビュー
NHKの朝ドラ「虎に翼」の三淵嘉子がメインで原爆裁判の判決文を書いたのかと誤解して、読み始めてしまいました。 本書後半は三淵嘉子の弁護士、裁判官としての活動、歩みが書かれていますが、前半に書かれたアメリカの原爆開発から日本への原爆投下、戦後のアメリカの現地被爆調査やビキニでの水爆...
NHKの朝ドラ「虎に翼」の三淵嘉子がメインで原爆裁判の判決文を書いたのかと誤解して、読み始めてしまいました。 本書後半は三淵嘉子の弁護士、裁判官としての活動、歩みが書かれていますが、前半に書かれたアメリカの原爆開発から日本への原爆投下、戦後のアメリカの現地被爆調査やビキニでの水爆実験と被爆迄の記述が同書のメインなのかなとの印象でした。 広島、長崎の原爆投下にジェノサイドであると反対する時の軍人や科学者がいたにも拘わらずも、国際政治の圧倒的力を獲得したい時の権力者の欲望やアジア人に対する人種差別もあり、原爆投下に突き進むアメリカ。 民主主義や人権尊重と声高に叫ぶアメリカの 裏の醜い実態が露になります。 核抑止力の理論が無限ループの核開発を引き起こし、世界の平和が一層困難になるとの記述は今の世界情勢を写していて、暗澹とします。 後半のパートで「男性が女性に対する思いやり、さらにそれを受け入れる女性が性差別を引き起こしている」との指摘がありますが、まさにその通りと肯首。
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最近のNHKのドラマに便乗したもので中身が浅い。ベルギーの会社によるコンゴのウラン鉱石の独占的採掘とそれがアメリカによる原爆の開発に繋がる流れと三淵さんの生涯の概説、最後に判決文そのものを載せるだけでページを稼いでいる。 しかもその判決文について、本裁判の最終局面で左陪席として参...
最近のNHKのドラマに便乗したもので中身が浅い。ベルギーの会社によるコンゴのウラン鉱石の独占的採掘とそれがアメリカによる原爆の開発に繋がる流れと三淵さんの生涯の概説、最後に判決文そのものを載せるだけでページを稼いでいる。 しかもその判決文について、本裁判の最終局面で左陪席として参加した高桑昭さんが、インタビューで”自分が骨格を作り草案を書いた”と言っているのに、この本のサブタイトルは”アメリカの大罪を裁いた三淵嘉子”としている。しかも、結審時、三淵さんはこの裁判からは離れていたとのこと。ちょっと商売気が過ぎるのでは?この裁判自体、一審で確定しているが、その説明もなく、物足りなさが残る読後感だった。
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NHKドラマで近年高評価だった「虎に翼」の主人公を掘り下げたもの。▶︎戦争は国際法の制限を受けている。原爆は被人道的な兵器と考えられるから許されないとの安易な類推は許されていない。その典型が、1868年のセント・ペテルスブルグ条約であり、重量400g以下の爆弾投下を禁じている。小...
NHKドラマで近年高評価だった「虎に翼」の主人公を掘り下げたもの。▶︎戦争は国際法の制限を受けている。原爆は被人道的な兵器と考えられるから許されないとの安易な類推は許されていない。その典型が、1868年のセント・ペテルスブルグ条約であり、重量400g以下の爆弾投下を禁じている。小さい殺傷能力なら、銃弾を持ち得るべきで、敢えて非人道的なものを使用する意味がないとある。また軍事兵器の使用は軍事的必要性有用性と人道的感情との調和の上に成り立っているという。▶︎「戦争は悪である」なんて声高に叫んでいるのは、どっかの誰かさんだけなのである。そんな単純な論理で世界が成り立っているわけではない。▶︎「大罪を裁いた三淵嘉子」というサブタイトルが適切かどうかは疑問が残る。
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