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六色の蛹
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六色の蛹

櫻田智也(著者)

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六色の蛹

1,980

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 東京創元社
発売年月日 2024/05/31
JAN 9784488029036

六色の蛹

¥1,980

商品レビュー

4.1

32件のお客様レビュー

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2024/12/15

昆虫好きの優しい魞沢くん第3弾。このシリーズの魅力は何といっても魞沢くんの純粋さや素直さ。今作では虫以外での魞沢くんの博識ぶりが分かる。事件そのものも切なさや優しさが見え隠れし、真実が見えたとき救われる心があったりして本当に好きな作品。

Posted by ブクログ

2024/11/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

白から黄色、そして緑への流れがとても好きだった。 なんだかんだ、どこに行ってもするりと愛される魞沢というキャラクターが活躍するところをもっと見たい。続編がたくさん出るといいな。

Posted by ブクログ

2024/11/16

昆虫好きの優しい青年は、 人の心の痛みに寄り添う名探偵 日本推理作家協会賞&本格ミステリ大賞を受賞した 『蟬かえる』に続く、〈魞沢泉〉シリーズ最新作!  昆虫好きの心優しい青年・エリ沢泉(えりさわせん。「エリ」は「魚」偏に「入」)。行く先々で事件に遭遇する彼は、謎を解き明かすと...

昆虫好きの優しい青年は、 人の心の痛みに寄り添う名探偵 日本推理作家協会賞&本格ミステリ大賞を受賞した 『蟬かえる』に続く、〈魞沢泉〉シリーズ最新作!  昆虫好きの心優しい青年・エリ沢泉(えりさわせん。「エリ」は「魚」偏に「入」)。行く先々で事件に遭遇する彼は、謎を解き明かすとともに、事件関係者の心の痛みに寄り添うのだった……。ハンターたちが狩りをしていた山で起きた、銃撃事件の謎を探る「白が揺れた」。花屋の店主との会話から、一年前に季節外れのポインセチアを欲しがった少女の真意を読み解く「赤の追憶」。ピアニストの遺品から、一枚だけ消えた楽譜の行方を推理する「青い音」など全六編。日本推理作家協会賞&本格ミステリ大賞を受賞した『蝉(せみ)かえる』に続く、〈エリ沢泉〉シリーズ最新作! 何気にずっと追いかけてるシリーズ物のエリサワくん。相変わらずとぼけた感じですごくいい。エリサワくんが行くところで出会う人たちと事件を解決してしまう感じがすごく好きだし、エリサワくんが出会った人たちに好かれるのが分かる気がする。 今回の作品で好きだったのは、「赤の追憶」かなぁ。お花屋さんがお店にきたエリサワくんと出会う話。そして、季節はずれのポインセチアの謎。すごくよかったし、きっと彼女は間に合ったんだと信じたい。そして、その話を聞いただけで真相を突き止めるエリサワくんが本当にすごいし、「緑の再会」であったエリサワくんの勘違いも可愛らしくていい。 「白が揺れた」は、少し悲しい話だったけど、きっと彼はエリサワくんがいたことで救われたんだと信じたいし、「緑の再会」での話の中で出てきたオレンジの帽子の話は本当にグッときた。出会いはなんだか大変なかんじだったけど、彼はエリサワくんと出会って本当に良かったんじゃないかと思った。 エリサワくんは、最後に「自分と出会った人たちが不幸にしている気がしている」という話していた。だけど、ずっとシリーズを追いかけている私からしたら、絶対にそんなことはなく、たとえ犯人だったとしても、エリサワくんと出会ったことで救われている人のほうが多いと思うんだ。そして、「緑の再会」での花屋の店員さんの反応や「蝉にかえる」のときのペンションのオーナーさん、さまざまな人がエリサワくんのことを好きになって、再会を喜んでいるんだから。彼は憎めないそんな男の人なんだと思う。 まだまだ続いていてほしいエリサワくんシリーズ。次は、どんな人とどんな事件と出会うのか楽しみだなぁ。 2024.11.16 読了

Posted by ブクログ