商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2024/05/15 |
JAN | 9784163918358 |
- 書籍
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女の子たち風船爆弾をつくる
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女の子たち風船爆弾をつくる
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商品レビュー
4.7
16件のお客様レビュー
独特の文体で最初は掴みづらいところもあったが、女の子たちが夢あふれ、憧れの制服、タカラヅカ、キラキラしたものから段々戦争が身近なものになり、自分たちが爆弾を作る側に回る。コンニャクが原料だったとは。 戦後ゼロ年東京ブラックホールを読んだあとだったので、戦後のあれこれも答え合わせの...
独特の文体で最初は掴みづらいところもあったが、女の子たちが夢あふれ、憧れの制服、タカラヅカ、キラキラしたものから段々戦争が身近なものになり、自分たちが爆弾を作る側に回る。コンニャクが原料だったとは。 戦後ゼロ年東京ブラックホールを読んだあとだったので、戦後のあれこれも答え合わせのような感覚で読んだ。 かつての女学生もずっと苦しんでいたんだとずっしり来る話であった。
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「わたしは」「わたしは」「わたしたちは」 いつまでも青春の只中にあるあの日の少女たちは こんな小説初めて読んだ。 個人が主人公でもない。主人公はいるかもしれないし、いないかもしれない。わたしは、わたしたちは、といった主語で綴られていく、確かにあった記憶の数々。 少女たちの戦争は...
「わたしは」「わたしは」「わたしたちは」 いつまでも青春の只中にあるあの日の少女たちは こんな小説初めて読んだ。 個人が主人公でもない。主人公はいるかもしれないし、いないかもしれない。わたしは、わたしたちは、といった主語で綴られていく、確かにあった記憶の数々。 少女たちの戦争は、たとえ形式的に戦争が終わったとしても、いつまでも続いていく。 あの太平洋戦争を、戦時中の部分だけを切り取ってはい、戦争は終わり。という話ではない。 そのことに、強い衝撃を受けた。 なんとも言えない、壮大な少女たちの記録を読み、様々な感情が胸で入り混じる。 ぜひ読んで、その読後感を、噛み締めてほしい。
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膨大な資料や証言を元に「名もない」女の子たちの戦争体験をつづった圧巻の書。 これまでも戦争の話は聞いたり読んだりしてきたと思っていたけど、まだ全然足りてなかった。女性の、弱い立場の人たちの体験、被害者であると同時に加害者でもあるということ。 他人事ではないし、「かつて」の話でもな...
膨大な資料や証言を元に「名もない」女の子たちの戦争体験をつづった圧巻の書。 これまでも戦争の話は聞いたり読んだりしてきたと思っていたけど、まだ全然足りてなかった。女性の、弱い立場の人たちの体験、被害者であると同時に加害者でもあるということ。 他人事ではないし、「かつて」の話でもない。戦争は、今を生きるわたしたちに地続きであることを、強く感じさせる作品だった。
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