商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
| 発売年月日 | 2024/05/08 |
| JAN | 9784309468037 |
- 書籍
- 文庫
勝手に生きろ!
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商品レビュー
3.2
7件のお客様レビュー
ある男から酒と女とギャンブルと仕事(クビになる)の話を物語中に何度も出てくる主人公が訪れる職安的な所の係官になって聞いている感じがした。 本作は作者の経験によるものらしいが、よくこのような生活をしていて薬に手を出さなかったのが不思議なくらいだが、そのおかげで本作を読めるたのかと思...
ある男から酒と女とギャンブルと仕事(クビになる)の話を物語中に何度も出てくる主人公が訪れる職安的な所の係官になって聞いている感じがした。 本作は作者の経験によるものらしいが、よくこのような生活をしていて薬に手を出さなかったのが不思議なくらいだが、そのおかげで本作を読めるたのかと思うと作者に「薬に手を出さなくてありがとう」と伝えたくなった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
短編集『町でいちばんの美女』と続けて読んだ。正直、やはりよく分からないといった感想だ。簡潔で、乾いていて、訳者あとがきによれば、身も蓋もない筆致は、魅力的でもあるが、作品を通じて、同時に何を伝えたいのか私には読み取れなかった。 エピグラフから察するに、か弱い子羊が狼に虐められるのがこの世界の常であり、そして小説は結局その様を描くものなんだ、という事なのだろうか。主人公のチナスキーが「飢えた芸術家なんて神話はでっち上げだ」と心の内で語る描写があるものの、その後が、「俺は弱者から搾り取って、帝国を築いてやる」という旨のことを力強く主張するまでにエスカレートし、その直後に文芸誌からの自身の作品の採用通知が来て、うってかわって有頂天になる、という流れであることを鑑みると、これらは一種のギャグであり、結局芸術と飢えは切り離せないものだと逆説的に主張しているように思える。とは言いつつも、「空腹が俺の芸術を高める事はなかった」という記述はギャグと一蹴できないほど、自分を惹きつける文章だ。 扱っている内容は先に挙げた短編集と似通っているものの(壊れた目覚まし時計の下りなんかは再利用すらされてる)、短編集に通底していた秩序だった日常世界への怒りや嘲笑のエネルギーは弱まり、代わりに自分の退廃的な日常に感じる閉塞感やゆるやかな絶望感をじっとりと描く事に注力されている気がする。 作中の、競馬場での殺人パートは、特にそうした雰囲気を感じる。普通に考えて主人公の悪酔いしたが為の悪夢に過ぎないのだろうが、現実の競馬の結果と夢のそれとが一致するという描写をわざわざ入れたのは、勿論世界への怒りを表現する為でなく、主人公の、不安定で、寄る辺のない感じを表現したかった為だろう。 犬のビスケット工場を始めとした数々の仕事の精確で細かい描写は「仕事」のナンセンスさや退屈さがよく表されていて好きだ。それに妙に印象に残ってるのは、自転車屋での、大量に吊り下げられた自転車の車輪の下に仰向けに潜り込み、無数のスポークが交差する情報の洪水を眺めるシーンだ。日常に潜む、荘厳な風景にふと心を奪われてしまうのは共感できる。
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いつも読んでいるものと毛色は違うけど、嫌いじゃありません。時折、こういう小説を読みたくなります。はちゃめちゃで、実生活では絶対に体験できない。たとえ、体験できたとしても楽しめないし、怯えるだけで終わりそうなのも、容易に想像できる。だから、小説の中だけで楽しむのがいいのです。しかも...
いつも読んでいるものと毛色は違うけど、嫌いじゃありません。時折、こういう小説を読みたくなります。はちゃめちゃで、実生活では絶対に体験できない。たとえ、体験できたとしても楽しめないし、怯えるだけで終わりそうなのも、容易に想像できる。だから、小説の中だけで楽しむのがいいのです。しかも、ごくたまに。刺激が強い。でも、こんな生き方もあるのだと思うと、私の世界は少し広がっていく感じがします。
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