勝手に生きろ！ 河出文庫

チャールズ・ブコウスキー(著者), 都甲幸治(訳者)

• 販売会社／発売会社: 河出書房新社
• 発売年月日: 2024/05/08
• JAN: 9784309468037

商品レビュー

2024/09/29

いつも読んでいるものと毛色は違うけど、嫌いじゃありません。時折、こういう小説を読みたくなります。はちゃめちゃで、実生活では絶対に体験できない。たとえ、体験できたとしても楽しめないし、怯えるだけで終わりそうなのも、容易に想像できる。だから、小説の中だけで楽しむのがいいのです。しかも、ごくたまに。刺激が強い。でも、こんな生き方もあるのだと思うと、私の世界は少し広がっていく感じがします。

2024/08/12

前からビートニクの本はの読んでいたが、ブコウスキーだけは何故か読んでなかった。バロウズ何かとは違って、ドラッグが出てこない代わりに、しごとがねえ、女の尻がいい、みたいなのばかり。
なんとなく、日本の私小説と似たものを感じた。生活苦と、女。ただ、違いは、アメリカはでかい。ニューヨークからロサンゼルスまで移動する。
日本の私小説はひとつの街に留まっているか、実家ぐらいの移動で、移動の規模が違う。
ただ、アメリカのビートニクはハードボイルドな感じ、つまりマッチョ主義的なところを感じるが、日本の私小説にはそれではなく、弱々しさと、いわゆるわびさびの趣があると思う。
似ているに関わらず、どうも違う。
もうブコウスキーは読まんだろうな。

2024/07/30

ブコウスキーだいすき。端々のことばのやさしさや、読後感の良さは唯一無二。性の話をしているのになぜか綺麗。あとがきもよかった。