商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2024/04/08 |
JAN | 9784163918327 |
- 書籍
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ビリー・サマーズ(下)
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ビリー・サマーズ(下)
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商品レビュー
4.3
20件のお客様レビュー
読み終わったときに、どんな人でも本を書くべきと思わせてくれるような1冊。 長年のキングファンとしては、子供の頃に見たあの場所を数十年ぶりに訪問させてくれて、キングをずっと追い続けていることの喜びを感じさせてくれました。
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- ネタバレ
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下巻に入ってから物語は過去と現在を行き来し、そしてだんだん近づいていく。115ページからアレ?と思い、121ページでその名前を目にして思わずニンマリ。それからのもう一つの物語が頭をチラつきだす。上巻ではまったくそんな様子がなかったのに、そうだった、Sキングの本を読んでいるのだと気づく。壁の絵、赤ちゃんのピンクの靴、フラミンゴが不気味に交差してしまった。ホラーの巨匠だなぁと感じる。物語のラストもまた秀逸で美しかった。寝袋の死体ではレイの顔を、最後のシーンでキャリーの腕を思い浮かべてしまった。もなや何もない暗がりに何かを見てしまう。それこそがキングの仕掛けなのかと。面白かった!
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あーこんな結末になるなんて。 ”くそったれマージ”のせいで。息子をやられた腹いせの執念とは恐ろしい。 できるならアリスが書いた小説のラストであってほしかった。 上巻のラストではナイフをビリーの向けてたけど(あの状況下ではやむ無し、多分ビリーがレイプしたんだと勘違いしたんだろうし)...
あーこんな結末になるなんて。 ”くそったれマージ”のせいで。息子をやられた腹いせの執念とは恐ろしい。 できるならアリスが書いた小説のラストであってほしかった。 上巻のラストではナイフをビリーの向けてたけど(あの状況下ではやむ無し、多分ビリーがレイプしたんだと勘違いしたんだろうし) でも、このアリス思わぬ”めっけもん”だったね。 スコットランド症候群ではなく、ふたりがほんとに信頼しあい絆を深めていくのにはそんなに時間がかからなかった。 ビリーの良き相棒になっていくアリス。 ニックの裏にいた大悪党のメディア王のクラークじじいを仕留めるためにティーンエイジャーの振りをして大豪邸に乗り込むシーンは手に汗握る展開。 最後にまさかのマージーが現れて致命傷を負わされるなんて。(もちろんビリーは彼女の頭を一発で撃ち抜いたけど) どうにか怪我(腹部に銃弾される)をしながらも生きぬいて モテールでアリスにあの置き手紙を残してのラストだとおもったら、仕掛けがあったのよ。 あれはアリスがビリーの小説の続きを書いた(ビリーのことを誰よりも理解してから書けた内容だった)アリスの願望で、実際はバッキーの家に向かう車の中で死んでしまっていたこと。 でも、意識が混濁する中で妹のキャサリン、養護施設で初恋の相手だったロビン、絵をプレゼントしてくれたシャニスに会えていたんだろうね。 最後はアリスというプラトニックだけどほんとに大切な女性と出会えたこともビリーは幸せだったんじゃないかな。 自分で”悪人”って言ってるけど読んだ誰もがビリーを愛しく思うだろう。 これは映像化されそう。ハリウッドあたりで。 あーでも連続ドラマでじっくり観たいかも。
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