商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
| 発売年月日 | 2024/04/08 |
| JAN | 9784163918327 |
- 書籍
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ビリー・サマーズ(下)
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ビリー・サマーズ(下)
¥2,970
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商品レビュー
4.3
61件のお客様レビュー
狙いを外さない殺し屋が、悪党だけを始末してきた自分に区切りをつけるため、最後の仕事は“作家”として潜伏する物語です。 原稿用紙に向かううち、過去の戦場や殺しの記憶が物語になって立ち上がり、クライム小説がいつの間にか「書くことで生き直す話」へ変わっていくのがたまらなかったです。 狙...
狙いを外さない殺し屋が、悪党だけを始末してきた自分に区切りをつけるため、最後の仕事は“作家”として潜伏する物語です。 原稿用紙に向かううち、過去の戦場や殺しの記憶が物語になって立ち上がり、クライム小説がいつの間にか「書くことで生き直す話」へ変わっていくのがたまらなかったです。 狙撃の緊張と、郊外での地味な生活、偶然出会う他者の痛みが同じ重さで描かれていて、乾いた暴力の匂いと、ふと差し込む優しさの温度差で何度も飲み込まれました。 反面、道中は寄り道も多く、展開が都合よく転がる瞬間もあるし、著者特有の長尺には体力は要りましたし、上巻の前振りの長さに少し退屈さを覚えました。 しかし、下巻での回収は素晴らしく、読む手が止まりませんでした。
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どうしてしまったのかキング。こんな陳腐なメロドラマに堕するようでは… ビリーが暗殺を終え、まんまと高層ビルを脱出するところまではとても面白い。ところが(そんなわけねえだろってくらいご都合主義な形で)アリスが登場して、もう、後は。 そもそもキングは光と闇をジェットコースターで行き...
どうしてしまったのかキング。こんな陳腐なメロドラマに堕するようでは… ビリーが暗殺を終え、まんまと高層ビルを脱出するところまではとても面白い。ところが(そんなわけねえだろってくらいご都合主義な形で)アリスが登場して、もう、後は。 そもそもキングは光と闇をジェットコースターで行き来するメロドラマ作家ではあって、でもそれは素晴らしく緻密で心を揺さぶるメロドラマだった。 2つの物語を無理やりくっつけたみたい。アリスの物語はアリスの物語で独立していたらまだよかった。というか、それができるのがキングだったのでは。刑務所のリタヘイワースでアンディが脱出した後に女の子と出会うとか別に読みたくないわけで。 この本は「書くことについて(小説作法)」にも登場して、そこからするとどうも本題は最後のアリスによるビリーの物語の改変と彼女の救済だったと思われるけど、それだって効果はイマイチ。アンダーザドームも女の子が不自然に出てきたような。映像化を狙ったのかなあ。
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- ネタバレ
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上下巻の表紙にはそれぞれ女の子が描かれているのが気になっていたが、読み終わってなんとなくわかった気がする。おそらく上巻はビリーの妹で下巻はアリス。 守ることができなかった過去の妹と、守り抜き物語を託した現在・未来のアリス。 ビリーの贖罪が引き継がれていくような象徴の二人。 そして下巻の背景の山並みは、物語のラスト、アリスが峡谷を挟んで視線を投げた先だろうか。ビリーへの感謝と愛、未来への決意を胸に抱きながら。 悲しくて美しい物語。
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