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センスの哲学
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センスの哲学

千葉雅也(著者)

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センスの哲学

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2024/04/05
JAN 9784163918273

センスの哲学

¥1,760

商品レビュー

3.6

75件のお客様レビュー

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2024/11/26

わかったような、わからないような。哲学書は難しい。考え続けることが大事?なのか… この本を読んだところでセンスが良くなるわけではなく、センスとは、を紐解いていくような一冊 ・センスとは、「直観的にわかる」ことで、いろんな事にまたがる総合的な判断力である。直観的で総合的な判断力...

わかったような、わからないような。哲学書は難しい。考え続けることが大事?なのか… この本を読んだところでセンスが良くなるわけではなく、センスとは、を紐解いていくような一冊 ・センスとは、「直観的にわかる」ことで、いろんな事にまたがる総合的な判断力である。直観的で総合的な判断力。そして、感覚と思考を繋いだようなものである。 再現から降りる。モデルはあっても抽象化して扱う。抽象化とは、意味を抜き取ることでもある。 ・より正確に意味を実現しようとして競うことから降りて、ものごとをリズムとして捉える。このことが、最小限のセンスの良さである。 芸術においては、無駄な時間をとることが、まさにその作品のボリューム、物量になるわけです。作品には、大きさ、長さ、情報量といった、一定の量できる規模がある。芸術作品とは、目的を果たすための道具ではありません。それ自体として楽しまれるもの、すなわち「自己目的的」なものが作品であり、「サスペンス=いないいないばあ」の遅延が作品のボリュームなのです。 何かが足りない=如している、それが埋められるという0→1のビートがありつつ、それには収まらない、もっと複雑なうねりがある。 不在/存在の対立によってものを見るのと、いろんな要素が絡み合ったうねりとして見る、と言うダブルの見方を説明しました。ここでは、人間関係の小意味を、一方では0→1でもとらえられるが、うねりとして捉えてみようという方向に向かっています。 その先へとセンスを開いていくには、小さいことを言語化する練習が必要である ChatGPTに何か質問するとします。その質問文を「プロンプト」と呼びます。例えば、「芸術においてリズムとはどういうものですか」という。 プロンプトは文であり、言葉の集まりです。この文に対して、大量の文例をふまえて、「芸術」や「リズム」の次にどういう言葉が来るのが高確率なのか、という計算をし、次々に言葉が出てきて解答が生成される 「次に来る言葉として高確率なのは?」という計算を繰り返してその結果が出てくる。 ・リズムの経験とは、「反復の予測と、予測誤差という差異」のパターン認識である。 ・芸術に関わるとは、そもそも無駄なものである時間を味わうことである。芸術作品とは、いわば「時間の結晶」である。

Posted by ブクログ

2024/11/22

「芸術に関わるとは、そもそも無駄なものである時間を味わうことである。あるいは芸術作品とは、いわば「時間の結晶」である。」 芸術であれ、スポーツであれ‥それなりの時間をかけて上達して教える側になった人にセンスが無いと言われたら、その道で食べていくのはなかなか厳しそう。逆に、誰かに...

「芸術に関わるとは、そもそも無駄なものである時間を味わうことである。あるいは芸術作品とは、いわば「時間の結晶」である。」 芸術であれ、スポーツであれ‥それなりの時間をかけて上達して教える側になった人にセンスが無いと言われたら、その道で食べていくのはなかなか厳しそう。逆に、誰かに“センスが良い”と褒められたら、それはなかなかの褒め言葉だし、励みになりそう。センス‥大事ですね。それにしても餃子と芸術を同時に語る著者に強い宇都宮愛を感じる。(親近感)

Posted by ブクログ

2024/11/20

センスとは、0から1の過程を楽しむこと。全体の意味ではなく、細部に注目すること。結局センスとは?の回答は得られなかった。

Posted by ブクログ

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