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すみせごの贄
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すみせごの贄
¥814
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商品レビュー
3.8
51件のお客様レビュー
比嘉姉妹シリーズの短編集。 今回は恐怖と言うよりも、ちょっとしんみりする話が詰め込まれていました。救いようがないことでもないけれど、人によっては許せないことをしてしまった人とか、助けを求められなかった人とかが、悪さと言うよりも、死にすがりついている。そんな感じの物語でした。 ぼ...
比嘉姉妹シリーズの短編集。 今回は恐怖と言うよりも、ちょっとしんみりする話が詰め込まれていました。救いようがないことでもないけれど、人によっては許せないことをしてしまった人とか、助けを求められなかった人とかが、悪さと言うよりも、死にすがりついている。そんな感じの物語でした。 ぼぎわんやずうのめが『人が結局怖い』などと評されがちだが、今回改めて思った。怪異が認められている世界設定で人間が怖いはありえない。なぜなら怪異そのものは自然現象から外れた超常現象なので、なまじ人の姿をしている怪異は話が通じないからだ。それなのに「人が怖い」と脳死でうそぶくのはやめようぜ、という澤村伊智さんからのメッセージ、今作からも頂きました。 澤村伊智さんの手掛ける比嘉姉妹シリーズは「すみせごの贄」が最新刊です。まだ続編やスピンオフはあると思うので、楽しみです。
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短編集。 戸栗魅姫の仕事は最後の最後まで琴子さんを思い出せずに終わってしまったな。 琴子さんはなぜ彼女のYouTubeを観てたんだろうと気なる。 火曜夕方の客は悲しすぎるし、くろがねのわざも複雑な気持ちになる話だった。 どうにかして真相を暴きたい、その理由が偉そうな特オタを黙らせるためってのが浅くて残念 とこよだけで真琴が意識不明で入院してることが分かったけど、何があった...? 長編の方でその辺りの話あったかな?? すみせごではまたゆかりさんが場を引っ掻き回すし、彼女の洞察力本当にどうなっているのか。
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オムニバス形式だけれど、比嘉姉妹、野崎大活躍で読みやすい。 どれを取っても「え?」って思う捻りが効いててすんごい読みやすい。 最初の1本目の子供を連れてくやつとか、長編で読みたいし、怖かった。手が裂けられてる銅像の話。澤村さんの民族ホラーはやっぱおもろい。ちょっと後味悪いのも良い! あと、火曜にカレー屋さん来るやつも女性幽霊だと思ってたらネグレクトで死んでしまった子供達の霊だったっていうの、すんごい切なくて良い! 毎回、野崎も比嘉も体調崩しすぎてて。 ただし、がっつり長編を読みたくなるのも事実ではある。
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