商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
発売年月日 | 2024/02/15 |
JAN | 9784046067234 |
- 書籍
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科学的根拠に基づく最高の勉強法
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科学的根拠に基づく最高の勉強法
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商品レビュー
4.3
56件のお客様レビュー
アクティブ・リコール、想起練習、分散学習・・・ ありきたりな物ばかりだけど、結局、この本を読んで勉強したくなったか否か。 僕は勉強したくなった! それだけでこの本の価値はある。
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私は精神障害であり、読書や勉強に非常に問題を抱えている人間である。この本を手に取ったのは、自分の中で長年のどうしようもない手詰まり感があったからだった。 この本には学びを行うにあたって様々な方法を、(科学的な根拠を添えた上で)教えてくれる。自分のなかでどこがでわかっているつもり...
私は精神障害であり、読書や勉強に非常に問題を抱えている人間である。この本を手に取ったのは、自分の中で長年のどうしようもない手詰まり感があったからだった。 この本には学びを行うにあたって様々な方法を、(科学的な根拠を添えた上で)教えてくれる。自分のなかでどこがでわかっているつもりのことでも、はっきりと明文化できなかったり、聞いたことがある方法でも根拠を知らなかったりして、そういった曖昧な"迷い"に答えをいただいたように思う。 方法がはっきりしたからといって、行動できるとは限らない。しかし、そのことに関してもP240からの最後の文章のなかで示されているように思う。 学びたいが上手くできない、そう悩む方がいるなら是非手に取ってみて欲しい。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
タイトルだけ見るとなんとなく忌避する類の本だと思ったけれど、著者の主観というよりも根拠がしっかり書かれた丁寧な本だなという読後感。YouTubeも見てみようかなと思えた。感覚的に思っていた現象に名前や定義がつけられていて、感覚的なものが具体的になった気持ちにもなった。 章末の復習ノートで、ここまでに読んだ内容について書き出す質問がそれぞれあったので、読むのが遅くなったけれど、これが「アクティブリコール」かと理解しながら読み進めることができた。苦労して脳から呼び覚ますという負荷をかける行為が、一番記憶に残るんだなというのも感覚的に分かる気がする。他人に教えたり日記に書き出したりするアウトプットの繰り返しをしたことが一番記憶に残っているし。「思い出そうとすることが勉強」。 勉強方法でモチベーションを維持することについては、他人も同じものをがんばっている様子を見ることが個人的には一番高まる気がするなと改めて実感した。 =============== ■アクティブリコール 再読により表面的な情報処理がしやすくなって、深く理解していないにも関わらずわかった気になる現象について、「流暢性の錯覚(幻想)(The fluency illness)」と名がついていることを知る。それを避けるために、積極的に自分の脳に負荷をかける「望ましい困難(Desirable difficulties)を生み出すことが必要とのこと。 その「望ましい困難」を伴う勉強法が「アクティブリコール(Active recall)」と言われるもののようで、たくさんインプットをする勉強ではなく、インプットの後に繰り返しアウトプットをすることが大事。この本でもアウトプットの話が出てきたかという気持ち。 アウトプット=練習問題や過去問・模試を解く、紙に書き出す、学んだことを誰かに教えるなど。ポイントは覚えたことを頑張って記憶から呼び起こすこと。 これを生かす勉強法が「白紙勉強法」として紹介されていて、とにかくインプットした内容を何も見ずに紙に書き出し、その後分かっていないことについて教科書などを見直して確認し、またアウトプットを繰返す。1日や1週間など時間を置いても繰り返す。「流暢性の錯覚」を回避して脳に負荷をかける。ファインマンテクニックとも似ている。 ■「なぜ」を繰返す 子どもの観察力は侮れない。日常の些細な「なぜ?」を見つけ、答えを考えて深みのある知識に繋がって、日常が楽しくなる。「精微的質問(Elaborative interrogation)」として定義づけられているらしい。自分に対する説明をすることでも同じように理解が深まっていく。 ■覚えにくいものを覚えやすいイメージに変換する ➀1905年 ポーツマス条約 小村寿太郎 セルゲイ・ヴィッチ ・19 一休さん 05 レゴ ・ヴィッテ ビッテ(Bitteチョコ) ビッテを食べながら、一休さんとレゴで遊ぶ小村寿太郎 ➁英単語 Sneer(嘲笑う):のび太を”嘲笑う”「スネ夫」 Dearth(不足):「DARS」チョコを配っていたが”足りない” ■勉強のモチベーション ・自己関連づけ効果(Self-refrence effect):自分に関連する情報をより効果的に処理する。 ・自己効力感(Self-efficacy):「自分にはこれができる」という感覚 ➀成功体験(Mastery experiience):自分の成功により高まる ➁代理体験(Vicarious experience):他人の成功の観察により高まる ➂言語的・社会的説得(Social persuasion):周りの人からの励ましや支持により高まる ➃生理的・感情的状態(Physiological and affective states):強い不安や緊張を感じると低くなる ・自己決定理論(Self-determination theory):外発的動機づけ(Extrinsic motivation)という、外からの報酬や罰に反応して生じる動機付けを満たすことで内発的動機づけ(Intrinsic motivation)に好影響を与える。 ➀自律性(Autonomy):強制されずに自分の行動を自分で選択・決定する ➁有能感(Competence):何かを上手にできる、成功体験の実感 ➂関係性(Relatedness):他人とのつながりや帰属意識 例)ゼルダの伝説で、自分で行く方向を決めて自分で武器などを選び、敵を倒す達成感や成長を実感し、ゲーム内の仲間と繋がる感覚も得る 。 →新しい知識やスキルを身につけたりして自分の成長や人間関係の構築、価値観の醸成を内発的に設定していく。
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