商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 東京創元社 |
発売年月日 | 2024/02/17 |
JAN | 9784488422240 |
- 書籍
- 文庫
デフ・ヴォイス
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デフ・ヴォイス
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商品レビュー
4
7件のお客様レビュー
- ネタバレ
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『ワンダフル・ライフ』を読んでからずっと気になっていたので、やっと読めた!という気持ち。「コーダ」という存在を初めて知った。続刊気になるので読みたいです。
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2024.9.5 ろう者の子どもで、家族の中で唯一の聴者。 事件が起こる中でろう者と聴者、どちら側なのか悩みます。 手話に種類があることを初めて知った。 家族の中で自分だけ聞こえる孤独もあるのだな。 ドラマもあるみたい!
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登場人物が多すぎて 私の頭脳では混乱しがちでした。 ですが⭐︎3つから始まり最後は⭐︎4つて感じです。 主人公は中年です。 後で調べたらNHKでドラマ化されており 草彅剛さんが演じられたのだとか。 情報なしで読んでたところ 脳内再生では草彅剛さんではなかった。 ...
登場人物が多すぎて 私の頭脳では混乱しがちでした。 ですが⭐︎3つから始まり最後は⭐︎4つて感じです。 主人公は中年です。 後で調べたらNHKでドラマ化されており 草彅剛さんが演じられたのだとか。 情報なしで読んでたところ 脳内再生では草彅剛さんではなかった。 文体から脳内再生させたところ もう少し年老いてる感じがしました。 主人公はコーダ。 コーダとは、家族の中で1人だけ聴覚に障害がない人。 家族は全員ろう者だけど 1人だけ耳は聞こえる。 それはそれで孤独に苛まれ疎外感を感じてるんですね。 そして 社会間での手続きに手話通訳トラブルシュレッダーなど 健常者として障害を持つ家族を 1人支えていかなければならない圧迫と生き辛さを感じた思春期。 コーダ 中年の主人公は言います。 『今更自分達に名前が与えられたところで どうしようもない。今は自分は、その仲間から外れたところにいる』 そう仰います。 どうせなら 子供の頃にラベリングされたいであろう 境界性知能や大人の発達障害にも 近い感覚があるかなと思います。 療育は子供の頃しか出来ないなら尚更ですよね。 320ページくらいあるんですけども 何せ登場人物が多くてですね。 人が多くて そろそろ本題はどこ?思ってたころに ろう者施設の“海馬の家”の知られていない真実とは? と、やっと展開を感じる感じで進みます。 去勢、避妊、命の選択 優生手術を健常の親が障害を持つ子供に施してる そんな痛々しい話もあります。 主人公じたい自分の遺伝子を引き継ぐ子供を儲けようと思っていませんしね。 作者の奥様は頚椎損傷という障害を持ってるそうですが 聴覚障害とは無縁だそう。 なのになぜ、無縁の聴覚障害で小説を書いたかいうと 障害を持たない人でも共感できるものを書こうと思ったのが 動機だそうです。 障害を持たないものでも、その障害者の葛藤が手の取るように分かればみたいな感じで書いたとかありましたわ。 日本語と他国語のように手話の世界にも言語種類があって、 ろう者の中の頭いい人が人権革命を起こすものやら その革命の大義のためなら後天性の“ろう者”を、ろう者としては認めないみたいな空気になるところやら。(先天と後天で差別してるみたいに見える) 何だかなあという場面も、よく出てきます。 ラベリングされると、その世界に檻ができて カーストというかヒエラルキーができてくる感じが、ちょっとうんざりでした。先天性のろう者と先天性の親を持つコーダもろう者とか言うんですけど。 でも最後は泣きました。 幼児性虐待。 いわゆるペドですね。障害者だからでなくて この問題は、もう別問題で腹立たしいです。 聡明な少女たちの決断に泣けてくるんですね。 それを見護る義理の親に産みの両親たちも。 お金のあるなしに関わらず辛かったろういうのが読んで伝わったので。 ルッキズム文化に警鐘ならす話も多い中 大抵、不幸な少女は美の設定は治らんみたいですけど。
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