商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 新潮社 |
| 発売年月日 | 2024/01/31 |
| JAN | 9784105901929 |
- 書籍
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この村にとどまる
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この村にとどまる
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商品レビュー
4.1
41件のお客様レビュー
ムッソリーニの言語政策とヒトラーの移住政策に翻弄され、戦後のダム計画で湖の底に消えた、悲運のクロン村。そんな存在、これまで全く知らなかった。 その村で生まれ育ったトリーナの目を通して、村の歴史と、そこで生きた人々の運命が語られる。 戦争を題材にした本ではあるけれども、訳者さんの...
ムッソリーニの言語政策とヒトラーの移住政策に翻弄され、戦後のダム計画で湖の底に消えた、悲運のクロン村。そんな存在、これまで全く知らなかった。 その村で生まれ育ったトリーナの目を通して、村の歴史と、そこで生きた人々の運命が語られる。 戦争を題材にした本ではあるけれども、訳者さんの腕前か、柔らかく静かに語りかけられるような文体がとても読みやすい。描写も美しく的確で、確かに登場人物たちの息遣いを感じ、本当に村を目の当たりにしているようだった。 多分初めてのイタリア文学だったが、すぐに引き込まれた。 ただ物語にご都合主義的な救いはなく、ラストは深いやるせなさで絶句した。 歴史の大きなうねりや、資本主義の凶暴な力になぎ倒されても、人は前に進むしかない。だけど、一人一人のさまざまな感情がそこにあることは、決して誰にも踏みつけられるべきではない。そう強く思った。 クロン村の状況は特殊ではあるけれど、今の私たちの遥か遠くにある話ではないと感じた。
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翻訳文学がとても苦手だったのだが、淡々と紡がれた言葉があまりにも美しいので読んでみたいと思った。 内容自体は、救いもなく、悲しく、切ない。観光名所や歴史名所といえる場所を、映える(死語だろうか)という理由で、スマホ片手に笑顔をつくることをもう一度考え直したい。 その場所にどんな歴...
翻訳文学がとても苦手だったのだが、淡々と紡がれた言葉があまりにも美しいので読んでみたいと思った。 内容自体は、救いもなく、悲しく、切ない。観光名所や歴史名所といえる場所を、映える(死語だろうか)という理由で、スマホ片手に笑顔をつくることをもう一度考え直したい。 その場所にどんな歴史があったのか、どんな思いがあって、その場所になったのか、敬意を払って訪れたいと思うようになった。 この本を読んだ一番の収穫は、関口英子さんという、翻訳家に出逢えたこと。この方の翻訳した作品をまた読んでみたい。
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ファシズムとナチズムが嵐のように来て去って。ダム建設の計画だけが残り、村の大半は水没。去られ奪われ留まった女性の独白。 主人公の静かな語りが風でさざ波が立ったり陽の光できらめいたりする湖面のような美しい小説だった。 しかし両親に言わずに娘を連れて行った兄夫婦とか理解できん。 グ...
ファシズムとナチズムが嵐のように来て去って。ダム建設の計画だけが残り、村の大半は水没。去られ奪われ留まった女性の独白。 主人公の静かな語りが風でさざ波が立ったり陽の光できらめいたりする湖面のような美しい小説だった。 しかし両親に言わずに娘を連れて行った兄夫婦とか理解できん。 グーグルマップに表紙と同じ景色が映っていて、これを読んだら「観光」気分では行きにくいなあと思ったりしました
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