商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
| 発売年月日 | 2024/01/23 |
| JAN | 9784041139257 |
- 書籍
- 文庫
老人と海
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老人と海
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商品レビュー
4.1
18件のお客様レビュー
月並みの感想になるが、この本は読む環境や年齢によって形を変える物語だと感じた。近年の物語のようなダイナミックさは無い。なんせおじいさんが漁をしているだけの描写といえばそうだからだ。そのため退屈に思う人も多いだろう。しかしこのしがないお爺さんに色濃くスポットライトを当て続けているか...
月並みの感想になるが、この本は読む環境や年齢によって形を変える物語だと感じた。近年の物語のようなダイナミックさは無い。なんせおじいさんが漁をしているだけの描写といえばそうだからだ。そのため退屈に思う人も多いだろう。しかしこのしがないお爺さんに色濃くスポットライトを当て続けているからこそ、読者にも思い当たる節のある人間臭さを肌で感じることができるのでは無いだろうか。映画化したとしたらパーフェクトデイズのような静かな雰囲気になるだろう。歳を経て、また読みたい一冊だ。
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・老人が漁から戻ってくるまでの物語を読みながらずっと、孤独と寂しさを感じていた。「あの子がここにいたら」という言葉。でも、彼は寂しいという台詞は一切使わず、最後は「恋しかったよ」と伝えていた。それが寂しかった。男の子もわかっている、だから言葉じゃない行動で相手を想う。 ・友人から...
・老人が漁から戻ってくるまでの物語を読みながらずっと、孤独と寂しさを感じていた。「あの子がここにいたら」という言葉。でも、彼は寂しいという台詞は一切使わず、最後は「恋しかったよ」と伝えていた。それが寂しかった。男の子もわかっている、だから言葉じゃない行動で相手を想う。 ・友人から「彼は寂しいと思ってなかったんじゃないか」という意見をもらう。たしかに、大切な存在がいることの人生の豊かさ。 わたしは誰かの感情を決めつけてはいないだろうか。
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1953年ピューリッツァー賞 1954年ノーベル文学賞 光文社のを読みたかったのだけど、図書館でこの表紙に惹かれてしまい、マノーリンを少年ではなく若者にした新解釈というこちらを借りた。 なぜ若者なのかはあとがきの説明で理解したけど、特に物語への影響はなく感じた。 そもそもマノー...
1953年ピューリッツァー賞 1954年ノーベル文学賞 光文社のを読みたかったのだけど、図書館でこの表紙に惹かれてしまい、マノーリンを少年ではなく若者にした新解釈というこちらを借りた。 なぜ若者なのかはあとがきの説明で理解したけど、特に物語への影響はなく感じた。 そもそもマノーリンの出番は少なめで、ほぼ老人が海で奮闘している描写なので。 そして海、過酷すぎる。 老人はワイルドでかっこいいんだけど、自然界が厳しすぎてあんまりで、物語を通して思ったのは人生ってこういうことなのかな、、、という感想。 老人の孤独、漁師としての誇り、生き物への慈しみ、哀愁など色々感じとれるものはあり、ラストは事態を理解したマノーリンに感情移入してじわっときた。
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