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老人と海 の商品レビュー

4.1

18件のお客様レビュー

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2025/10/13

月並みの感想になるが、この本は読む環境や年齢によって形を変える物語だと感じた。近年の物語のようなダイナミックさは無い。なんせおじいさんが漁をしているだけの描写といえばそうだからだ。そのため退屈に思う人も多いだろう。しかしこのしがないお爺さんに色濃くスポットライトを当て続けているか...

月並みの感想になるが、この本は読む環境や年齢によって形を変える物語だと感じた。近年の物語のようなダイナミックさは無い。なんせおじいさんが漁をしているだけの描写といえばそうだからだ。そのため退屈に思う人も多いだろう。しかしこのしがないお爺さんに色濃くスポットライトを当て続けているからこそ、読者にも思い当たる節のある人間臭さを肌で感じることができるのでは無いだろうか。映画化したとしたらパーフェクトデイズのような静かな雰囲気になるだろう。歳を経て、また読みたい一冊だ。

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2025/11/05

・老人が漁から戻ってくるまでの物語を読みながらずっと、孤独と寂しさを感じていた。「あの子がここにいたら」という言葉。でも、彼は寂しいという台詞は一切使わず、最後は「恋しかったよ」と伝えていた。それが寂しかった。男の子もわかっている、だから言葉じゃない行動で相手を想う。 ・友人から...

・老人が漁から戻ってくるまでの物語を読みながらずっと、孤独と寂しさを感じていた。「あの子がここにいたら」という言葉。でも、彼は寂しいという台詞は一切使わず、最後は「恋しかったよ」と伝えていた。それが寂しかった。男の子もわかっている、だから言葉じゃない行動で相手を想う。 ・友人から「彼は寂しいと思ってなかったんじゃないか」という意見をもらう。たしかに、大切な存在がいることの人生の豊かさ。 わたしは誰かの感情を決めつけてはいないだろうか。

Posted byブクログ

2025/09/26

1953年ピューリッツァー賞 1954年ノーベル文学賞 光文社のを読みたかったのだけど、図書館でこの表紙に惹かれてしまい、マノーリンを少年ではなく若者にした新解釈というこちらを借りた。 なぜ若者なのかはあとがきの説明で理解したけど、特に物語への影響はなく感じた。 そもそもマノー...

1953年ピューリッツァー賞 1954年ノーベル文学賞 光文社のを読みたかったのだけど、図書館でこの表紙に惹かれてしまい、マノーリンを少年ではなく若者にした新解釈というこちらを借りた。 なぜ若者なのかはあとがきの説明で理解したけど、特に物語への影響はなく感じた。 そもそもマノーリンの出番は少なめで、ほぼ老人が海で奮闘している描写なので。 そして海、過酷すぎる。 老人はワイルドでかっこいいんだけど、自然界が厳しすぎてあんまりで、物語を通して思ったのは人生ってこういうことなのかな、、、という感想。 老人の孤独、漁師としての誇り、生き物への慈しみ、哀愁など色々感じとれるものはあり、ラストは事態を理解したマノーリンに感情移入してじわっときた。

Posted byブクログ

2025/09/17

https://carinweb.isu.ac.jp/scripts/mgwms32.dll?MGWLPN=CARIN&wlapp=CARIN&WEBOPAC=LINK&KCODE=UTF8&OAL=BD05426730

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2025/09/05

■参加者の感想をピックアップ■ ・昔読んだ時は本当につまらなかったが、今回読んだら意外にも楽しめた。読者として経験を積んで、単調だが描写力のあるヘミングウェイの文章を理解できるようになったのだと思う。 ・簡単な言葉のみであれ程の情景描写や感情描写は圧巻。(以前課題になった)三島由...

■参加者の感想をピックアップ■ ・昔読んだ時は本当につまらなかったが、今回読んだら意外にも楽しめた。読者として経験を積んで、単調だが描写力のあるヘミングウェイの文章を理解できるようになったのだと思う。 ・簡単な言葉のみであれ程の情景描写や感情描写は圧巻。(以前課題になった)三島由紀夫に通じるものがあると思った。 ・あまりにも話が進まず、読み始めはとても苦労した。魚がかかってからは面白くなって読み進められるようになった。 ・主人公の老人がよく描けていた。海や鳥に話しかける様や内容がとてもチャーミングで思わず応援したくなるような主人公だった。 ・主人公の苦労や釣り上げた時の喜び、そして獲物を奪われてしまった時の落胆など、この話を通して人生の難しさを伝えたかったのではないか。 ・アメリカ人の典型(憧れ?)のような主人公だった。自然とともに生き、孤独を恐れないアメリカ人は、大海原に小舟で漕ぎ出すような老人に憧れるのではないか。 ■読書会後の私的感想■ アメリカ文学の巨匠、ノーベル賞作家ヘミングウェイの晩年の代表作が課題となりました。 タイトルから暗い話を想像する人が多かったようですが、照りつける太陽と輝く海に漕ぎ出す老人の様がありありと伝わってきて、決して暗い印象はありませんでした。リアリズムがもてはやされた時代の作品だそうで、決して大きなドラマやハプニングは怒らない代わりに、実話かと勘違いしてしまいそうなほど細部まできちんと描かれていたと思います。シンプルな言葉で、皆が知っている事はあえて書かず、けれども十二分にその情景が伝わってくる文章力が評価された作品だと思いました。 余談ですが、老人は釣りに出ている最中、釣り上げたシイラをいかにも不味そうに食べますよね。その部分を読んだ夕飯がさばの味噌煮だったのですが、あまり食が進みませんでした。ヘミングウェイの影響力、あっぱれです! ■参加人数■ ・ 4人 ■今月の課題本■ ・「老人と海」(ヘミングウェイ 著) ■開催日時■ 2019年8月

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2025/07/19

ピューリッツァー賞を受賞した作品だけれど、正直まだ私には良さがいまいち分かりませんでした。基本的にずっと老人と魚が格闘しているだけで、登場人物の動きはとても少ない作品だと思います。なので老人の独り言や思考がメインの内容になるのですが、まだその全てを理解するには読解力が足りませんで...

ピューリッツァー賞を受賞した作品だけれど、正直まだ私には良さがいまいち分かりませんでした。基本的にずっと老人と魚が格闘しているだけで、登場人物の動きはとても少ない作品だと思います。なので老人の独り言や思考がメインの内容になるのですが、まだその全てを理解するには読解力が足りませんでした。また数年したら読み返したいと思いました。

Posted byブクログ

2025/06/27
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※このレビューにはネタバレを含みます

いや、面白かった。名作と呼ばれるものは食わず嫌いぜすに読んでみるべきだなと思った。 サンティアーゴが魚を見つけることができるのか、仕留めることができるのか、無事に帰ることができるのか、はらはらしながら読み進めた。 途中の自分への問いかけが哲学的でとても考えさせられた。 特に、印象に残っているのは魚を仕留めた終盤の内省である。 “だが老人は、自分のかかわるあらゆることを考える性分で、いまは読むものもラジオもないので、あれこれと思いをめぐらし、罪について考えつづけた。あの魚を殺したのは、自分が生き長らえるためと食い物として売るためだけだったのではない、と思った。殺したのは自尊心のためであり、それは漁師だからだ。やつが生きていたときには愛していたし、死んだあとも愛していた。愛しているなら、殺しても罪にならない。それとも、むしろ重い罪なのか。” 人は時に(というか常に)、自尊心のために大きなものを得ようとしている。海でひとりで戦っている中で、こんなにも孤独で自分のアイデンティティがゆらぐ問いを考え続けられたなと、サンティアーゴに対して思いを巡らせてしまった。 人生は無常だけれど、芯を貫く生き方がかっこいいと思う。 また、自分は逆に音を常に聞くことで考えすぎてしまい、人生の孤独な問いにたどり着くことから身を守っているのではないかと思った。 今回、たまたま宿に角川文庫、そして自分が買った新潮文庫両方の訳があったので途中から角川文庫の方を読んだ。そしてそれぞれの解説を読んだ。 少年の年齢など人それぞれで正解はなくていいじゃないかと思う。しかし、しっかり熱い思いで持論を主張しているのを読むと、ここまで議論を引き起こすことができる本だからこそ名作と言われるのだろうと思った。 哲学的な問いと余白によって読者が色々と深読みできる面白さがある。 もう何冊かヘミングウェイを読んでみたいと思った。次はアフリカの緑の丘を読んでみたい。そしてこの本は年を重ねたのち、また読みたいと思う。 新潮文庫の後書きには、ヘミングウェイの年表とともに同時代の映画や本の名作が記載されていてすごい時代だったんと感じた。

Posted byブクログ

2025/06/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

老人が三日もの日数、一匹の魚と対峙する話。あまり知ることのない釣りの世界が垣間見れて面白い。老人の哲学的な思想も興味深かったが、あとがきを見ていると私はまだこの本の面白さを理解するに足るほどの経験を積んできていないと感じた。人生を楽しんだ後にもう一度読み返したいと思う。

Posted byブクログ

2025/06/02

 諦めは時に救いにもなるのかもしれない。  自分ではプライドや自尊心が働いて諦めきれないことを、周りが諦めさせてくれるのは一種の幸福なのかも。

Posted byブクログ

2025/03/08

2024年12月30日、キーウェストに旅行に行くために予習のつもりで読みました。キーウェストにはヘミングウェイの邸宅の一つが残っていますりいつか対岸のハバナにも行ってみたい。

Posted byブクログ