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雨滴は続く 文春文庫
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雨滴は続く 文春文庫

西村賢太(著者)

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雨滴は続く 文春文庫

1,155

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2024/01/04
JAN 9784167921606

雨滴は続く

¥1,155

商品レビュー

4.7

4件のお客様レビュー

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2024/05/20

西村賢太という作家の人間そのものが溢れ出た名作です。読んでいて何度も自分にも当てはまるフシがあるなと思い、それを隠すこともなくさらけ出す私小説書きの貫多の心情に共感と賛美しかありません。喫茶店で一人読んでいて、あまりの人間味の強さに吹き出しそうになりました。葛山久子さんからの特別...

西村賢太という作家の人間そのものが溢れ出た名作です。読んでいて何度も自分にも当てはまるフシがあるなと思い、それを隠すこともなくさらけ出す私小説書きの貫多の心情に共感と賛美しかありません。喫茶店で一人読んでいて、あまりの人間味の強さに吹き出しそうになりました。葛山久子さんからの特別原稿は感動で心が震えます。もう西村賢太さんはいないのだ、という事実に寂寥を覚えます。

Posted by ブクログ

2024/02/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

電車内で笑いをこらえるのがつらかった。 初の1000枚長編は、実にダラダラ、ジワジワとしか進まない。 ・シングルマザーのデリヘル嬢おゆう、こと川本那緒子。 ・七尾〈清造忌〉の取材に来た新聞記者の葛山久子。 ・作家としての成り上がり前夜の時期に、作家であることがプライオリティになるのではとヤキモキ、フラフラ。 ・新川の活躍も見所。 ・ワンシーンワンシーンというより、一文一文のサービス精神が凄い。

Posted by ブクログ

2024/01/25

西村賢太「雨滴は続く」(文春文庫)読了。商業誌デビューから初単行本までの顛末。未完なのが惜しいけど、最後に岡惚れの対象として登場する葛山久子さんの寄稿が収録されてて泣ける。聖俗を見苦しく反復した生き様を肯定されるような、あるいは優しく突き放されるような切なさがあり、余韻が残った。

Posted by ブクログ

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