商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2023/12/06 |
JAN | 9784163917849 |
- 書籍
- 書籍
指先から旅をする
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
指先から旅をする
¥2,200
在庫あり
商品レビュー
4.5
20件のお客様レビュー
藤田真央さんと一緒にコンサート旅行をしている気分になる。彼の文章の巧みなこと。比喩表現が上手いので、思わずクスリと笑ってしまう。知ってる有名な演奏者がいっぱい出てきて、ヨーロッパのクラッシックの社交界を覗き見ている感じになる。なのに、真央さんはとても自然体で音楽性を共通言語にして...
藤田真央さんと一緒にコンサート旅行をしている気分になる。彼の文章の巧みなこと。比喩表現が上手いので、思わずクスリと笑ってしまう。知ってる有名な演奏者がいっぱい出てきて、ヨーロッパのクラッシックの社交界を覗き見ている感じになる。なのに、真央さんはとても自然体で音楽性を共通言語にしてお友だちを広げている様子がわかる。あっさり書いているけれど、すごいことだと感じた。
Posted by
“わたしの人生の節目には、 モーツァルトが現れる_” 冒頭の言葉から魅了されました 藤田真央さんのピアノの音色は 言葉では表現できないほど 1つひとつの音の粒が ま〜るい金の粒のように美しく キラキラと輝いている このピアノに 世界が恋をした!! ピア...
“わたしの人生の節目には、 モーツァルトが現れる_” 冒頭の言葉から魅了されました 藤田真央さんのピアノの音色は 言葉では表現できないほど 1つひとつの音の粒が ま〜るい金の粒のように美しく キラキラと輝いている このピアノに 世界が恋をした!! ピアノを心から愛し 偉大な作曲家の想いに寄り添いながら そして 誰よりも音楽を楽しんで 弾いているんだろうな…と たくさんの写真と文章から そう感じました これからの活躍が とてもとても楽しみです
Posted by
テレビでたまたま聴いた藤田真央さんのモーツァルトの音があまりに綺麗で、「あー、モーツァルトはこんな風に弾いてもらいたかったんだ、と喜んでるだろうな、モーツァルトもこんな風に弾いていたんだろな」と初めて感じた。 それで、興味が生まれて本を手に取ってみた。表紙だけ見ても自ずとわ...
テレビでたまたま聴いた藤田真央さんのモーツァルトの音があまりに綺麗で、「あー、モーツァルトはこんな風に弾いてもらいたかったんだ、と喜んでるだろうな、モーツァルトもこんな風に弾いていたんだろな」と初めて感じた。 それで、興味が生まれて本を手に取ってみた。表紙だけ見ても自ずとわかるけれど、本の作り、時々挟まれている写真など、所々からこのピアニストが本の制作に関わった人たちから愛されているのが伝わってくる。本を読んでこんなことを感じたのは初めてだった。 藤田真央さんは、(本から窺い知るに)音から想像する通り、天真爛漫で懐が大きく、世界をチョロチョロと難なく駆け抜けていく、天性のの才能と能力を持っているようだった。自分に自信があるのだなぁ、強いなぁと感じた。それだけの努力や経験を積んできて作られたものだろうけれど。 私は日本にいた時の大谷翔平さんがものすごく好きだったのだけれど、アメリカで活躍して変わってしまい、(もちろん、ご本人にとっても野球界にとって良いことなのだけれど)私はショックなのだが、海外で自信をつけてもまだ元の様子を残している方が、藤田真央さんなのかも…と、勝手に想像した。とても愛されキャラの方のようだ。 第一部はメモする事が多く、なかなか進まなかったが為になった。 第二部はご本人が綴った日記的なエッセイで、肩の力を抜いて楽しく読んだ。 今、日本人で一番注目されている、そして愛されているピアニストではないだろうか。私も、より藤田さんの演奏を生で聴きたくなった。コンサートに来て欲しいな。田舎だけど… 心に残った言葉が沢山あったので一部だけ ◯ピアニストが何かを選択する立場にいると勘違いしてはいけない。だから私はピアノと格闘するような真似も絶対にしたくない。どんなに盛り上がる場面でも、常にピアノに寄り添う姿勢を崩さないよう心がけている。ピアノをコントロールしきれず持て余し、挙句の果てに、対峙格闘するようなポーズを取る位なら、そんな難曲は最初から弾かなければいいし、弾いてはいけない。 ◯私は、演奏そのものには、殊更にメッセージを込めないように注意しておりました。それは私自身の思いを乗せすぎることが、時として豊かな音楽を濁らせてしまうからです。 ◯SNSなどで、演奏そのもの以外の情報が増えたせいか、クラシックの世界でも、目立つものが喜ばれる傾向が強まっていると感じられる。そんな時にいつも思い出すのが、野島先生のあのストイックな横顔なのです。 ◯自分の信じる音楽を突き詰めれば、派手な勢いや強い押し出しなどに頼らずとも、伝えるべきことがちゃんと伝わるのだと思い知らされた 恩田陸さんとの対談で、恩田さんの言葉〜 ◯今の時代に小手先のマーケティングをするのは無駄。数ヶ月で流行がガラッと変わる。世の中で、息の長い仕事をしようと思ったら、自分ができること、そして心からやりたいことをするしかない。
Posted by