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禁断の罠 文春文庫
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禁断の罠 文春文庫

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禁断の罠 文春文庫

825

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2023/12/06
JAN 9784167921439

禁断の罠

¥825

商品レビュー

3.7

57件のお客様レビュー

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2025/10/20

全6編の豪華書き下ろしアンソロジー。 「ヤツデの一家」新川帆立  疑心暗鬼が仕掛ける見えない罠。短編でも冴える描きぶり。 「大代行時代」結城真一郎  Z世代の生き様を描く。いっそ清々しいほどの割り切りが印象的。 「妻貝朋希を誰も知らない」斜線堂有紀  他人の本質は最後まで掴みきれ...

全6編の豪華書き下ろしアンソロジー。 「ヤツデの一家」新川帆立  疑心暗鬼が仕掛ける見えない罠。短編でも冴える描きぶり。 「大代行時代」結城真一郎  Z世代の生き様を描く。いっそ清々しいほどの割り切りが印象的。 「妻貝朋希を誰も知らない」斜線堂有紀  他人の本質は最後まで掴みきれない。果たして誰の罪だったのか。 「供米」米澤穂信  直木賞受賞後の小品ながら、丁寧に紡がれた物語。亡き夫の罠にかかりにいった妻。 「ハングマン」中山七里  副題の雛鵜は、無知ゆえ罪に落ちる若者の象徴か。操られた末の強盗事件。 「ミステリ作家とその弟子」有栖川有栖  弟子は師匠作家の教えを実行する。作品と現実が重なる趣向が光る一編。 皆さんお忙しい売れっ子作家。そんな中、お題の決まったアンソロジーまで完成度がお高いものでした。

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2025/08/28

面白かった。禁断の罠ってタイトルにあるけど、あんまり禁断の雰囲気も、罠の感触も伝わらなかった。どちらかといえば「遠回しな表現」とか、「婉曲技巧集」と言った感じ。 中山七里さんの「ハングマン〜雛鵜〜」がおもしろかった!短編ながらもしっかり殺人事件を解決してた。長編の「祝祭のハング...

面白かった。禁断の罠ってタイトルにあるけど、あんまり禁断の雰囲気も、罠の感触も伝わらなかった。どちらかといえば「遠回しな表現」とか、「婉曲技巧集」と言った感じ。 中山七里さんの「ハングマン〜雛鵜〜」がおもしろかった!短編ながらもしっかり殺人事件を解決してた。長編の「祝祭のハングマン」も読みたい。 米澤穂信さん目当てで読んだのだけど、ラストがいい感じだし、この時代の日本鉄道旅が風情があってよき。一際毛色が違うので、この短編集に含めるのがよかったのかどうかは、やや疑問。 「妻貝朋希を誰も知らない」と「大代行時代」も楽しく読めた。

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2025/08/13

最近のアンソロジーは本当に豪華というか、ハズレがなくおもしろいよね。 有栖川有栖『ミステリ作家とその弟子』は【砂男】で既読だったけれど、再読でも作家と弟子のやり取りがおもしろい。 退職代行とかZ世代とか、境界知能、ペロペロ動画に闇バイト…すごく今が詰まっている一冊だった。 何...

最近のアンソロジーは本当に豪華というか、ハズレがなくおもしろいよね。 有栖川有栖『ミステリ作家とその弟子』は【砂男】で既読だったけれど、再読でも作家と弟子のやり取りがおもしろい。 退職代行とかZ世代とか、境界知能、ペロペロ動画に闇バイト…すごく今が詰まっている一冊だった。 何十年後かに読まれたら「あ~令和っぽい」ってなるんだろうな。 米澤穂信『供米』は途中まで「うーん、好きな米澤穂信ではない」なんて思ったけど、最後がすごく良くてさすが!という感じ。 中山七里『ハングマン-雛鵜-』は最後続きが気になる終わり方だったな。スッキリさせてほしい! せっかくだから『祝祭のハングマン』を読んでみよう。

Posted by ブクログ