商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
| 発売年月日 | 2023/12/06 |
| JAN | 9784167921439 |
- 書籍
- 文庫
禁断の罠
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禁断の罠
¥825
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商品レビュー
3.7
57件のお客様レビュー
全6編の豪華書き下ろしアンソロジー。 「ヤツデの一家」新川帆立 疑心暗鬼が仕掛ける見えない罠。短編でも冴える描きぶり。 「大代行時代」結城真一郎 Z世代の生き様を描く。いっそ清々しいほどの割り切りが印象的。 「妻貝朋希を誰も知らない」斜線堂有紀 他人の本質は最後まで掴みきれ...
全6編の豪華書き下ろしアンソロジー。 「ヤツデの一家」新川帆立 疑心暗鬼が仕掛ける見えない罠。短編でも冴える描きぶり。 「大代行時代」結城真一郎 Z世代の生き様を描く。いっそ清々しいほどの割り切りが印象的。 「妻貝朋希を誰も知らない」斜線堂有紀 他人の本質は最後まで掴みきれない。果たして誰の罪だったのか。 「供米」米澤穂信 直木賞受賞後の小品ながら、丁寧に紡がれた物語。亡き夫の罠にかかりにいった妻。 「ハングマン」中山七里 副題の雛鵜は、無知ゆえ罪に落ちる若者の象徴か。操られた末の強盗事件。 「ミステリ作家とその弟子」有栖川有栖 弟子は師匠作家の教えを実行する。作品と現実が重なる趣向が光る一編。 皆さんお忙しい売れっ子作家。そんな中、お題の決まったアンソロジーまで完成度がお高いものでした。
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面白かった。禁断の罠ってタイトルにあるけど、あんまり禁断の雰囲気も、罠の感触も伝わらなかった。どちらかといえば「遠回しな表現」とか、「婉曲技巧集」と言った感じ。 中山七里さんの「ハングマン〜雛鵜〜」がおもしろかった!短編ながらもしっかり殺人事件を解決してた。長編の「祝祭のハング...
面白かった。禁断の罠ってタイトルにあるけど、あんまり禁断の雰囲気も、罠の感触も伝わらなかった。どちらかといえば「遠回しな表現」とか、「婉曲技巧集」と言った感じ。 中山七里さんの「ハングマン〜雛鵜〜」がおもしろかった!短編ながらもしっかり殺人事件を解決してた。長編の「祝祭のハングマン」も読みたい。 米澤穂信さん目当てで読んだのだけど、ラストがいい感じだし、この時代の日本鉄道旅が風情があってよき。一際毛色が違うので、この短編集に含めるのがよかったのかどうかは、やや疑問。 「妻貝朋希を誰も知らない」と「大代行時代」も楽しく読めた。
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最近のアンソロジーは本当に豪華というか、ハズレがなくおもしろいよね。 有栖川有栖『ミステリ作家とその弟子』は【砂男】で既読だったけれど、再読でも作家と弟子のやり取りがおもしろい。 退職代行とかZ世代とか、境界知能、ペロペロ動画に闇バイト…すごく今が詰まっている一冊だった。 何...
最近のアンソロジーは本当に豪華というか、ハズレがなくおもしろいよね。 有栖川有栖『ミステリ作家とその弟子』は【砂男】で既読だったけれど、再読でも作家と弟子のやり取りがおもしろい。 退職代行とかZ世代とか、境界知能、ペロペロ動画に闇バイト…すごく今が詰まっている一冊だった。 何十年後かに読まれたら「あ~令和っぽい」ってなるんだろうな。 米澤穂信『供米』は途中まで「うーん、好きな米澤穂信ではない」なんて思ったけど、最後がすごく良くてさすが!という感じ。 中山七里『ハングマン-雛鵜-』は最後続きが気になる終わり方だったな。スッキリさせてほしい! せっかくだから『祝祭のハングマン』を読んでみよう。
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