商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 集英社 |
発売年月日 | 2023/12/05 |
JAN | 9784087718560 |
- 書籍
- 書籍
続きと始まり
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
続きと始まり
¥1,980
在庫あり
商品レビュー
3.5
19件のお客様レビュー
ちょうど真ん中くらいで、タイトルにもなってるフレーズが出て来たのが印象的でした。 もはや、コロナ禍、と言うジャンルが出てもよいくらい、この時期に執筆された本を色々読みました。 まだ収束してないフェーズで読んだのと、今読んだのでは全然印象が違います。もっともっと時が経ったら、これも...
ちょうど真ん中くらいで、タイトルにもなってるフレーズが出て来たのが印象的でした。 もはや、コロナ禍、と言うジャンルが出てもよいくらい、この時期に執筆された本を色々読みました。 まだ収束してないフェーズで読んだのと、今読んだのでは全然印象が違います。もっともっと時が経ったら、これも昔の事になってしまうのかな。
Posted by
なにが自分の生き方を決めるのだろう。 どんな出来事が自分を形作ってきたのだろう。 この数十年の間に私たちは、コロナウイルスや大きな震災を経験し、遠い国のテロや戦争をニュースで見た。 あるいはごく個人的な、育った家庭環境があり、今も記憶に残る子どもの頃の出来事がある。 他者と...
なにが自分の生き方を決めるのだろう。 どんな出来事が自分を形作ってきたのだろう。 この数十年の間に私たちは、コロナウイルスや大きな震災を経験し、遠い国のテロや戦争をニュースで見た。 あるいはごく個人的な、育った家庭環境があり、今も記憶に残る子どもの頃の出来事がある。 他者とのかかわりの中で、「じわじわと。自分が削り取られていく感じ。」p71 誰かと比べて、自分は「恵まれてる」p18 のだからと、飲みこむ小さなモヤモヤ。 書評家の藤田香織さんの、「自分に刺さっているトゲ」(朝日新聞)という言葉に、この物語全体に漂う、どこか漠然としてすっきりしないものの正体を知る。 私たちは、心に刺さったままのトゲを抱えて大人になり、この先も生きていく。 「前。前って?なんの前だろう」p65 「あれからって、いつから? どのできごとから?」p85 私たちが今生きている時間は、いつもなにかの、どこかの続きだ。 そして繰り返しなにかが、どこかで始まる世界だ。 この瞬間と次の瞬間では、なにも変わっていないように見えるし、まるで違っているようにも見える。
Posted by
はじめて読んだ作家さん。 コロナ禍での人々の生活。 大きな出来事はないけれど淡々と話は進む。 そんなに共感できる登場人物はいなかったけど、 色々な制限の中で暮らした緊急事態宣言のときを思い出した。
Posted by