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ゴキブリ・マイウェイ この生物に秘められし謎を追う
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ゴキブリ・マイウェイ この生物に秘められし謎を追う
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商品レビュー
4
13件のお客様レビュー
ゴキブリ研究に生涯を捧げると腹を括っている研究者の話。 進化と変体をポケモンで説明したり、学会を「フェス」と表現したり、言葉選びも面白く、文系でも読み物として楽しく読めた。 研究者という、好きな対象のためには変態になってしまう姿に読んでいてニヤニヤしてしまう。 昆虫は苦手な...
ゴキブリ研究に生涯を捧げると腹を括っている研究者の話。 進化と変体をポケモンで説明したり、学会を「フェス」と表現したり、言葉選びも面白く、文系でも読み物として楽しく読めた。 研究者という、好きな対象のためには変態になってしまう姿に読んでいてニヤニヤしてしまう。 昆虫は苦手な私には、ヤツはほぼイラスト(著者の点画)だったことは大変助かった。
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栃木県民で、手のひらでモゾモゾ動く虫が好きだったあの大崎さんが、「Dr. 大崎」になるとは・・・家族でもでも何でもないけど感動でうれし涙です、よかったです。 この本の主人公は、著者の大崎さんです。おもに、大学4年に生態科学研究室に所属して卒業研究を始めるところから、博士課程卒...
栃木県民で、手のひらでモゾモゾ動く虫が好きだったあの大崎さんが、「Dr. 大崎」になるとは・・・家族でもでも何でもないけど感動でうれし涙です、よかったです。 この本の主人公は、著者の大崎さんです。おもに、大学4年に生態科学研究室に所属して卒業研究を始めるところから、博士課程卒業までのおはなしです。 読みはじめると文章が、「虫好き理系の宝塚男役」のひとが書いたかのようで、シャープでかっこよく、初々しいです。 タイトルには「ゴキブリ」とありますが、かれらは脇役です。タイトルにわたしが補足するならこんな感じ、( )内が補足文です。 「(クチキ)ゴキブリ(を研究している)・(大崎さんの)マイウエイ(物語)」でしょうか。 大崎さんご自身の行動生態学的エッセイなのでした。 大崎さんが扱う研究材料が「クチキゴキブリ」です。 かれらは沖縄などの南の島の森にいて「朽木」を食べます。森の生態系維持に欠かせない「森のひっそり系ゴキ」なのです。 「ゴキ」というだけで嫌われますが、割った朽木からお尻をだしている写真がかわいい。 大崎さんが論文を発表すると、クチキゴキブリの驚きの生態に、ニューヨーク・タイムスからすぐに取材のオファーが来たそうです。 本文中のイラストは、大崎さんご自身の手による、ペンで描かれた点描画です。とってもお上手です。 わたしが特に好きなのは、シロアリとゴキブリの先祖の想像図です。シロアリはゴキブリ目に完全内包!だそうです。そのほか、クチキゴキブリのぽっちゃり体形とガリガリ体形比較イラストもおもしろい! この本で大崎さんは、大学院で研究するとは、博士になるとは、について紹介されています。中高生におススメしたい!大崎さんの実験・学会・論文執筆投稿など「博士」とはどんな人たちか知ってもらい気持ちが伝わってきます。 現在、大崎さんはアメリカで研究中とのことです。今後は、「海外に拠点を持ち、自身と研究によりよい環境を自由に選べるようになりたい。」(P248)だそうです。 大崎さんの研究によって、いつか教科書が変わる時が来るといいですね。
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なかなか知る機会のない、一研究者の記録として大変面白く読みました。 クチキゴキブリに研究人生捧げちゃっている大崎さん、めっちゃ魅力的!好きなことをこんなにものめりこんでやれて、素晴らしいですね。
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