商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2023/12/01 |
JAN | 9784480805157 |
- 書籍
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自分以外全員他人
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商品レビュー
3.5
29件のお客様レビュー
強めのタイトルに釣られて読み始めた。鬱々と、しかし軽快に綴られる35歳中年男の日常。自分もいつかパチンと弾けてしまいそうで恐ろしくなる。
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繊細さんが解脱を目指すも破綻する、という話だろうか。自己嫌悪と正義感でぐるぐるした挙句最後にキレる、というのは、芥川賞系の男性作家にはよくあるパターンで、読んでいて大抵気分が悪くなるのだが、この作品には珍しく共感できた。
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純文学かつ私小説でもあるような小説。 終始暗くて苦しくて辛い。他人に迷惑をかけないように自分に厳しく生きる。他人を気遣う、他人に優しくすることは本来慈悲の心であるはずがそれを他人にも求めるが故、心が疲弊する。強情になり周りが見えず自分以外全てが敵に見えてしまう。 「些細なこと」で...
純文学かつ私小説でもあるような小説。 終始暗くて苦しくて辛い。他人に迷惑をかけないように自分に厳しく生きる。他人を気遣う、他人に優しくすることは本来慈悲の心であるはずがそれを他人にも求めるが故、心が疲弊する。強情になり周りが見えず自分以外全てが敵に見えてしまう。 「些細なこと」で凶悪な事件が起こるのはこういうことがあるのかもしれない。 死にたいのではなく、生きることを終わりにしたい。 その願いを叶えるために生きるという矛盾。 そして事件は起きる…
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