商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | ほるぷ出版 |
発売年月日 | 2023/11/24 |
JAN | 9784593103935 |
- 書籍
- 児童書
ホワイトバード
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商品レビュー
4.2
11件のお客様レビュー
「ワンダー」のスピンオフ、「もうひとつのワンダー」のジュリアン編をグラフィックノベルにしたものの、ノベライズとのこと。 ジュリアン編を長くちゃんとした物語に仕立て直した、という感じか。 ユダヤ人(戦争になる前はそのことも意識すらしてなかったかも)のサラは、ある日ナチスがトラックで...
「ワンダー」のスピンオフ、「もうひとつのワンダー」のジュリアン編をグラフィックノベルにしたものの、ノベライズとのこと。 ジュリアン編を長くちゃんとした物語に仕立て直した、という感じか。 ユダヤ人(戦争になる前はそのことも意識すらしてなかったかも)のサラは、ある日ナチスがトラックで学校に乗りつけた日から、すべてが変わる。 大好きなパパとママには会えず、隣の席のポリオの後遺症で松葉杖を手離せないジュリアンに匿われる生活が始まる。 「ジュリアン編」で話の大筋はわかってはいたが、サラの過酷な生活がつらい。 同時に、ポミエ一家が冒している危険性が怖い。 サラとジュリアンの恋の後の展開が辛かった。
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『ワンダー』ではいじめっ子として登場するジュリアンは、パリに住むおばあちゃん、サラにだけは自分が悪かったことを伝えていた。 意を決しておばあちゃんが語ってくれたのは、フランスで自慢の両親と過ごした幸せな少女時代と、その後に起こったユダヤ人としての壮絶な迫害だった。 絶望の中に...
『ワンダー』ではいじめっ子として登場するジュリアンは、パリに住むおばあちゃん、サラにだけは自分が悪かったことを伝えていた。 意を決しておばあちゃんが語ってくれたのは、フランスで自慢の両親と過ごした幸せな少女時代と、その後に起こったユダヤ人としての壮絶な迫害だった。 絶望の中にも、助けてくれた人たちがいた。中でも学校で無視し続けてきた足に障害のある男の子とその家族がサラをかくまってくれた。 話を聞くジュリアンの胸に湧き起こる決意と変化が誇らしい。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
とどまることなく一気読みしました。R・J・パラシオのベストセラー『ワンダー』のスピンオフ作品ですが、『ワンダー』と同等にすばらしい物語でした。 主人公は本編でいじめっこだったジュリアン。彼が学校の宿題でおばあちゃんの幼いころのことを作文に書こうと思い、おばあちゃんから話を聞いているという背景があるため、語り口調で読みやすく、まさにジュリアンになったかのように話に聞き入りました。壮絶な体験で涙が止まりませんでした。 いまなお終わることのない戦争は続いています。本当にこれでいいのか、考える必要があるのではないかとこの物語を通して感じました。
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