商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | ほるぷ出版 |
発売年月日 | 2023/11/24 |
JAN | 9784593103935 |
- 書籍
- 児童書
ホワイトバード
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ジュリアンの宿題のために、おばあちゃんサラは、覚悟を決め戦争の体験を話し始める。 当初、フランスに住むユダヤ人のサラの家族は楽観的に考えていた。1943年、唐突に学校に現れたナチスは子ども達を連行する。かろうじて逃げられたサラはクラスメートのジュリアン一家に匿われることになる。...
ジュリアンの宿題のために、おばあちゃんサラは、覚悟を決め戦争の体験を話し始める。 当初、フランスに住むユダヤ人のサラの家族は楽観的に考えていた。1943年、唐突に学校に現れたナチスは子ども達を連行する。かろうじて逃げられたサラはクラスメートのジュリアン一家に匿われることになる。ジュリアンはポリオで身体が不自由であり松葉杖無しでは歩けない。一年以上納屋で暮らすサラを家族同様に扱ってくれる一家。 戦争終結のニュースが流れるが、ジュリアンは死んでしまう。 戦後父と再会したサラは、もう一人の両親達と交流を続ける。 孫息子に話す物語。恋心を含め、サラと同化し涙無しには読めない。
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「ワンダー」のスピンオフ、「もうひとつのワンダー」のジュリアン編をグラフィックノベルにしたものの、ノベライズとのこと。 ジュリアン編を長くちゃんとした物語に仕立て直した、という感じか。 ユダヤ人(戦争になる前はそのことも意識すらしてなかったかも)のサラは、ある日ナチスがトラックで...
「ワンダー」のスピンオフ、「もうひとつのワンダー」のジュリアン編をグラフィックノベルにしたものの、ノベライズとのこと。 ジュリアン編を長くちゃんとした物語に仕立て直した、という感じか。 ユダヤ人(戦争になる前はそのことも意識すらしてなかったかも)のサラは、ある日ナチスがトラックで学校に乗りつけた日から、すべてが変わる。 大好きなパパとママには会えず、隣の席のポリオの後遺症で松葉杖を手離せないジュリアンに匿われる生活が始まる。 「ジュリアン編」で話の大筋はわかってはいたが、サラの過酷な生活がつらい。 同時に、ポミエ一家が冒している危険性が怖い。 サラとジュリアンの恋の後の展開が辛かった。
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『ワンダー』ではいじめっ子として登場するジュリアンは、パリに住むおばあちゃん、サラにだけは自分が悪かったことを伝えていた。 意を決しておばあちゃんが語ってくれたのは、フランスで自慢の両親と過ごした幸せな少女時代と、その後に起こったユダヤ人としての壮絶な迫害だった。 絶望の中に...
『ワンダー』ではいじめっ子として登場するジュリアンは、パリに住むおばあちゃん、サラにだけは自分が悪かったことを伝えていた。 意を決しておばあちゃんが語ってくれたのは、フランスで自慢の両親と過ごした幸せな少女時代と、その後に起こったユダヤ人としての壮絶な迫害だった。 絶望の中にも、助けてくれた人たちがいた。中でも学校で無視し続けてきた足に障害のある男の子とその家族がサラをかくまってくれた。 話を聞くジュリアンの胸に湧き起こる決意と変化が誇らしい。
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