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すべての見えない光 ハヤカワepi文庫
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すべての見えない光 ハヤカワepi文庫

アンソニー・ドーア(著者), 藤井光(訳者)

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すべての見えない光 ハヤカワepi文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房
発売年月日 2023/11/21
JAN 9784151201127

すべての見えない光

¥1,628

商品レビュー

4.5

23件のお客様レビュー

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2026/08/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

私の何もかもが足らなくてうまく評価を書くことができません。 すごくよかったぁ。 長かった!でも苦にならない。ずっと先が気になって。 少年のことだけは残念。ヴェルナーにも最後の章に出てきてほしかった。戦争が終わった後に好きなことをしてほしかった。 盲目な少女の事もあってか、描写が細かくて素敵でした。 自分もそこにいるんじゃないかって。 くどいような曖昧な表現じゃないからスッと読めて。 作中に出てきた曲をかけながら読みました。音楽素敵。 自分が何も知らないんだなって。何の戦争なのかもわからなかった。読み始めて、どことどこ?どこが勝って終わったの?始まりは? 少しづつ勉強します。すみません。 面白くて、先が気になりすぎてささっと読んでた部分もあるので再読したい。

Posted by ブクログ

2026/08/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

百万年たっても一緒にいるからねって言ったじゃないか、、、、父と、妹と再会する結末を迎えられなかったことが戦争がなにかを痛く突きつける。目の見えない娘が家にたどり着けた瞬間、遠くから聞いた声に再会した瞬間恋した少女と共に過ごした時間、それが彼らの人生にあった光だったとしても、それがあったから良いものだった懸命に生きたと言ってはいけない、そんな光みたいな瞬間をたくさんたくさん迎える権利が全員にあるんだから

Posted by ブクログ

2026/07/25

先が気になってどんどん読めてしまう。 とても静かで、暗さがあるのに、とてもダイナミックで、常に微かな温かみがひたひたと心を浸している。 そんな小説だった。 第二次世界大戦中のドイツの少年とフランスの少女の目線の物語を、2026年を生きる日本の30歳に臨場感たっぷりに伝え、共感させ...

先が気になってどんどん読めてしまう。 とても静かで、暗さがあるのに、とてもダイナミックで、常に微かな温かみがひたひたと心を浸している。 そんな小説だった。 第二次世界大戦中のドイツの少年とフランスの少女の目線の物語を、2026年を生きる日本の30歳に臨場感たっぷりに伝え、共感させ、涙を流させるなんて、小説とは本当にすごいと思う。 ヴェルナーの学校時代の寝床、サン・マロのマリー=ロールの家の螺旋階段、崩落してヴェルナーを生き埋めにしたホテルの地下、海に面したサン・マロの城壁、そうしたものたちの画がいま私の頭の中には描かれている。 2人がまさか出会うなんて、ヴェルナーとマリー=ロールの人生は互いの命の瀬戸際で一瞬交錯し、それが(少なくともマリー=ロールの人生の)決定的な瞬間になるなんて、想像もできなかった。すごい場面だった。 戦後を描いた場面は、読んでいるとなぜか涙が流れてきた。ヴェルナー亡き後も家の模型が2人の運命を再び交わらせた。巧みな小説だ。 もちろん、戦争を描いた小説だから美しい場面ばかりではない。 小説には街の模型作りのための測量で捕えられそのまま還らぬ人となったマリー=ロールの父、狂気じみた雰囲気のヒトラーユーゲントでのいじめにより障害を負ったフレデリックなど、戦争の辛さを一身に体現したような人物も出てくる。戦争は子供達をこんな残酷にしてしまうのか、戦争は自分にとっては日常でも他人の猜疑や憶測を呼ぶ行為はなんでも逮捕の口実になってしまうのかと、改めてその恐ろしさをリアルに感じさせられる。ユッタがロシア兵に犯される場面も、ほんの数ページであるのに戦争の醜悪さが詰め込まれていた。淡々とした描写からは、心を無にしてそうした時間が過ぎ去ることを待ったユッタの心のうちを逆説的に表しているのかもしれないと感じた。 私が深く心を打たれる小説にはなぜか、第二次世界大戦を舞台にしたものがいくつもあるな。 『パチンコ』、『日の名残り』、どちらも私の人生のベスト5に入るが、戦争が深く関わる話だ。別に選んでいるわけではないし戦争に特別関心があるわけでもない。でもきっと、戦争というものに人間の様々な要素が凝縮されすぎているからなのかもしれない。 最終章、マリー=ロールはひ孫と過ごしながらこう思う。 「一時間が過ぎるごとに、戦争の記憶を持つだれかが、世界から落ちて消えていく」 こういう小説を読むと、戦争の記憶を持つ人が世界から失われていくことは、人類にとって大きな打撃なのだと本当に思う。人間の愚かさと醜さとあたたかさを全て飲み込んできた人たちが失われた世界は、どのようになってしまうのだろう。最後は現在の世界の情勢にまでそんな思いを馳せさせるような、ものすごい物語だった。

Posted by ブクログ

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