

商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 慶應義塾大学出版会 |
発売年月日 | 2023/11/13 |
JAN | 9784766429275 |
- 書籍
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働くならこれだけは知っとけ!労働法
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働くならこれだけは知っとけ!労働法
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商品レビュー
4.4
6件のお客様レビュー
日本の労働市場についてよく議論されているが、使用者側、労働者側の意見だけを聞くだけであって法律がどのように捉えているかをよく知らなかったのでそこの大枠を知ることができたのはかなりの学びであった。 労働法の基本的な立ち位置は労働者の地位向上であり、使用者としてはかなり厳しいと思え...
日本の労働市場についてよく議論されているが、使用者側、労働者側の意見だけを聞くだけであって法律がどのように捉えているかをよく知らなかったのでそこの大枠を知ることができたのはかなりの学びであった。 労働法の基本的な立ち位置は労働者の地位向上であり、使用者としてはかなり厳しいと思える部分もあった。 だからこそ双方が気持ちを理解し、単なるポジショントークにならないような歩み寄りが重要だと再認識した。 本書を読むと労働者側として、悪質な使用者に対する武器にはなると思う。
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読後に知識を得られたという実感が高く、満足度の高い読書。 「労働法」の理解の決定版と言っても良いのでは(他の本と読み比べたわけではないので、はっきりそう言って良いかは完全に主観だが)。 まず、労働法の理念から。労働法とは、労働者と使用者の立場をより対等なものとすべく、つくられた...
読後に知識を得られたという実感が高く、満足度の高い読書。 「労働法」の理解の決定版と言っても良いのでは(他の本と読み比べたわけではないので、はっきりそう言って良いかは完全に主観だが)。 まず、労働法の理念から。労働法とは、労働者と使用者の立場をより対等なものとすべく、つくられたもの。それにより最低限の労働基準や必要な手続き(労働者に労働条件を書面で示すこと等)、また労働組合の行動などのルールを定めている。 法制定をするための例示などもわかりやすい。例えば、労働法の話ではないが、民泊vsホテルの例など。ホテル側は民泊のような競合は歓迎しないので、規制をかけて欲しい。一方で民泊側にも、単に知り合いを宿泊されて金一封のお礼をもらっただけだというような場合と何が違うのかという言い分もある。ただ、ホテル側だけに消火設備やら衛生や飲食関連やらで規程を強いるのはおかしいという言い分もあり、こうした利害調整のために法制定に至ると。労働法も労働者と雇用主の間の対立軸を調整売るという意味で、似たようなところがある。 また、「言い逃れ」をできるような法の抜け穴のような部分がないか、制度を組み立てていく。この言い逃れを法の潜脱行為というらしいが、例えば、誰が見ても使用者と労働者という関係なのに、契約の名前を「請負契約」にし、支払っている(残業代も含めた)給料を「代金」という名前にするだけで、使用者と労働者ではなくなってしまう。契約の文言をいじれば労働法の適用から逃れられるということでは、労働法の意義が損なわれるという話も興味深かった。他にもお馴染み東亜ペイント事件などの判例の紹介など。 経営側の視点、労働者側の視点双方に学びがあり、自衛のためにも読んでおくとよいと思えるオススメの一冊。
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2024.02.24 ライトな語り口でわかりやすさを重視しながらも肝となる判例は長々と引用する。 わたしはこういうバランスの取り方評価します。
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