商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
発売年月日 | 2023/09/05 |
JAN | 9784309467870 |
- 書籍
- 文庫
フリアとシナリオライター
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
フリアとシナリオライター
¥1,650
在庫あり
商品レビュー
3.5
2件のお客様レビュー
バルガス・リョサの半自伝的小説とのこと。ラジオ局に務める青年、その青年のおばにあたる離婚歴のある女性(青年の妻になる)、ラジオドラマの人気シナリオライターが織りなすコミカルなストーリーに、ラジオドラマのストーリーが挿入されており、おもしろおかしく読める一冊。ストーリーが輻輳すると...
バルガス・リョサの半自伝的小説とのこと。ラジオ局に務める青年、その青年のおばにあたる離婚歴のある女性(青年の妻になる)、ラジオドラマの人気シナリオライターが織りなすコミカルなストーリーに、ラジオドラマのストーリーが挿入されており、おもしろおかしく読める一冊。ストーリーが輻輳するという点で、お得感があります(笑)
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
原題は「La tia Julia y el escribidor」。1977年発表。 で、映画化されたのが、ジョン・アミエル監督「ラジオタウンで恋をして」(Tune In Tomorrow...)1990年。 出演は、ピーター・フォーク、キアヌ・リーブス、バーバラ・ハーシー。 バルガス=リョサ作品は邦訳された3分の1くらい読んだか? 中では一番読みやすかった。 読みやすかったから面白かったか? と問われたら、他の作品の難しさや重厚さ自体が面白かったので、本作は正直微妙。 といっても面白くなかったわけではない、ひたすら微妙。 まずは作者の自伝を反映している、義理の叔母フリアとの恋愛模様が、その時代のその雰囲気を表しているという面白さはあるが、正直どうでもええわー。 並行して描かれるペドロ・カマーチョの様子は、スラップスティック小説としてはいい。抜群にコミカル。 偶数章で展開されるラジオ劇場も、面白いとは思う。 (ただしなぜラジオドラマではなく朗読劇なんだろうと頭にハテナ。) でも全体としては、うーん単に好みじゃなかったのか、自分のコンディションの問題か。
Posted by