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星のように離れて雨のように散った 文春文庫
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星のように離れて雨のように散った 文春文庫

島本理生(著者)

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星のように離れて雨のように散った 文春文庫

748

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2023/09/05
JAN 9784167920951

星のように離れて雨のように散った

¥748

商品レビュー

3.5

27件のお客様レビュー

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2025/03/02

主人公、春の修士論文のテーマは、宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」と、幼い頃失踪した父親をモデルにした小説。 結婚を前提に同棲してほしいという恋人。 大学院の友人、篠田君と売田さん。 アルバイト先のミステリー作家、吉沢さん。 島本理生さんらしい主人公だなと思った。 儚くて、危うげで、...

主人公、春の修士論文のテーマは、宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」と、幼い頃失踪した父親をモデルにした小説。 結婚を前提に同棲してほしいという恋人。 大学院の友人、篠田君と売田さん。 アルバイト先のミステリー作家、吉沢さん。 島本理生さんらしい主人公だなと思った。 儚くて、危うげで、影があって。 ぱっと見はか弱くも芯がある孤高のひと、のような印象を受けるけれど、 本当はただただ自信がなくて、気づかないままに自分を誤魔化して他人に媚びたり、おもねったりする。 * 売田さんの語る「ノルウェイの森」がよかった。 ”私がもっと知りたいのは、そういう危うい女の子たちが本当に救われたら男の子たちはどうするのかなっていうことかもしれない” 売田さんみたいなお友達が欲しい。一緒にホテルでだらだらケンタッキーとTopsのチョコレートケーキ食べたい。 * ”私は根本的な思い違いをしていた。 それは、相手の意に沿わなければ、その相手を否定したことになると思っていたことだ。” * 島本理生さんの描くメンヘラ炸裂主人公、全然嫌いではないのだけれど、読んでいるうちにモヤモヤするのはきっと、嫉妬だろうなと思う。 人はそんなにきれいにまっすぐメンヘラできないし、売田さんみたいにまっすぐ意見を言ってくれる友達も、吉沢さんみたいに正しいことを率直な言葉で教えてくれる大人も、いない。

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2024/12/14

自分がフタしてきたことを、自分の外に出して触らないと、まわりとの接続が上手くいかない。 不快なことに変わりはないけれど、ひとりでフタを開けなくてもいい。

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2024/10/10

島本さんの描く女主人公はいつも出自が変わっていて、学生時代はその子の悲壮感みたいなものにあこがれてたなぁと思いだした。

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