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星のように離れて雨のように散った の商品レビュー

3.5

37件のお客様レビュー

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2026/04/12

読み終わった今、なんだか不思議な体験をした感じ。ドラマを一気見したような、、表現力が相まって映像として脳内再生されていたような、、そんな感じ。 島本理生さんの作品は初めて読んだ。春も亜紀もそれぞれに抱えてるものがあって、お互い見て見ぬ振りをして相手に寄りかかってしまっていて、やっ...

読み終わった今、なんだか不思議な体験をした感じ。ドラマを一気見したような、、表現力が相まって映像として脳内再生されていたような、、そんな感じ。 島本理生さんの作品は初めて読んだ。春も亜紀もそれぞれに抱えてるものがあって、お互い見て見ぬ振りをして相手に寄りかかってしまっていて、やってること若いなって思った。だけど、そういう自分の弱いところを認めたり消化したりすることって歳とれば自然とできることではなくて、周りからの声があったり、自分自身と向き合う何かきっかけがないと難しいことだと思う。 銀河鉄道の夜と宮沢賢治の話があることで、よりその部分が強調されていた気がする。 親しい人との距離感は、お互いに近寄ってみたり引いてみたりしないことには、ちょうど良さはわからない。だからこそ、恋愛って難しいのかなって思った。

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2026/03/04

作品を通して登場人物が語る結婚観や自分自身と向き合うことなど、頭の中のメモ帳に残しておきたくなる言葉が多くて、島本さんの小説には毎回共感させられる。好きだー。

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2026/02/21

宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」から主人公の過去に迫る、という物語の構成に興味を持って読み始めた。 文学作品を読んだという充実感が得られる作品だった。

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2026/01/12

主人公の春が恋人の亜紀くんとの関係に向き合う中で、自身の過去や隠れた本心を確かめていく物語。 誰にでも複雑なバックグラウンドがあり、それを苦しく感じてしまう。 他人から目を逸らしているつもりでも実際は自分から目を逸らしたかったり、自分の事だって、自身が思っているよりも他人の方がよ...

主人公の春が恋人の亜紀くんとの関係に向き合う中で、自身の過去や隠れた本心を確かめていく物語。 誰にでも複雑なバックグラウンドがあり、それを苦しく感じてしまう。 他人から目を逸らしているつもりでも実際は自分から目を逸らしたかったり、自分の事だって、自身が思っているよりも他人の方がよくわかっていたり。 他者との関わり合いの中で自分を再認識していく過程がとても美しく感じました。 世界はどこまでも主観でしか捉えられないけれど、その主観でさえも本心とは違うのが難しいですね。

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2025/12/02

何だかとても気になるタイトルで購入したけれども、ずっと積読していてようやく読もうと思った14作目の島本 理生作品。 島本 理生作品にしては珍しく、クズな男性キャラクター(父親は例外です❗️)が登場しないので、思っていた以上にテンポ良くサクサクと読むことができました。お互いに大き...

何だかとても気になるタイトルで購入したけれども、ずっと積読していてようやく読もうと思った14作目の島本 理生作品。 島本 理生作品にしては珍しく、クズな男性キャラクター(父親は例外です❗️)が登場しないので、思っていた以上にテンポ良くサクサクと読むことができました。お互いに大きく傷つきたくないと、腫れ物に触る様な付き合いをしている春と亜紀君の関係に、少しヒヤヒヤして読んでいましたが、島本作品の中でも決して悪くない読後感です。 一番好きなキャラクターは、作家の吉沢 樹先生です❗️彼の春に対する冷静な観察と対応が、亜紀君との不穏な空気の繋ぎ止めの様に思えて、安心して見ていられます。 あとがきにて、文庫版で春と亜紀君のラストを改稿してあるのを知りましたが、単行本のラストを読んでいないのではっきりとは言えませんが、個人的に改稿は正解だと感じました。 また本書を読んで、宮沢 賢治の『銀河鉄道の夜』と村上 春樹の『ノルウェイの森』を再読したくなりました❗️

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2025/11/01

お互いに好き合っているのに、核の部分を見つめずに、避けるからこそすれ違いというものが生まれる。私もそういう経験をしたからこそ、心が痛くなった。亜紀君のような彼と付き合った経験があるから、重ね合わせて当時の心情を思い出し、涙してしまった…。

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2025/09/11

島本理生さんの表現が大好き。一文にハッとするほど囚われて動けなくなってしまうような、一冊の中で何度もそんなふうになってしまう。

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2025/06/23

卒論修論はみんな無理やり捻り出してるんだなって思った。 後出しジャンケンが多くて、この本も作者が無理やり捻り出したのかなって思ってしまった。

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2025/04/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

タイトルがとても美しく興味を持ったので 手に取って読んでみました。 宮沢賢治作品はもちろん「銀河鉄道の夜」も 読んだことがないので(本好きと言えないのか?) 全編純文学のようで読みづらいと言うか 読書と言うより勉強している気分になりました。 主人公、春とその恋人亜紀に魅力を感じなくて むしろ春の周りの人達がとても素敵だなと。 こんな人達が自分の周りにいてくれたら(特に売野さん) 道を踏みはずないかもしれないと思った。

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2025/03/31

銀河鉄道の夜を通した賢治の宗教観と、小説を書くという振る舞いを通して、自らの内面や、他者との関係性に向き合う話。 2020年が舞台なので、コロナ禍ならではの描写が生々しく、あの日々がこうして文学の中に記録されていくんだな。 主人公は、上品で頭が良くて、頑な。 自分の価値を信じら...

銀河鉄道の夜を通した賢治の宗教観と、小説を書くという振る舞いを通して、自らの内面や、他者との関係性に向き合う話。 2020年が舞台なので、コロナ禍ならではの描写が生々しく、あの日々がこうして文学の中に記録されていくんだな。 主人公は、上品で頭が良くて、頑な。 自分の価値を信じられないと言うけれど、実は自己評価が誰よりも高く、だからこそ世間や他者の視線や評価を求め苦しむ、どこにでもいる女性。 彼女を魅力的に感じて、見守りたいと思えるかどうかで、大分評価が変わるかな…と思った。 個人的には、主人公が他者の言葉で自らの傷に気付かされる場面が多く(というか全てこれで)、そこでようやく「そうだ、そういえば私ってこうだった」と過去の出来事や記憶を初めて提示してくる書き方が、いまいち肌に合わなかった。 トラウマで記憶に蓋をしているので仕方がないのだけど… 妙に観察眼が鋭く、物分かりの良い他者が「あなたはこうです」と結論を出してくれるまで、読み手は主人公の感情を想像できず、寄り添えない。 彼女が突然キレたり、洋服選びが極端だったことを明かされたりするたび、あっそうなの!?と突き放されてしまう気がして、ちょっと辛かった。 ミステリーの文脈なのかもしれないけど、人の内面を描く話で、主人公に感情移入できないのは読みづらいかも。

Posted byブクログ