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古本食堂
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古本食堂
¥814
在庫あり
商品レビュー
4.1
234件のお客様レビュー
前情報なしで読み始めたので最初は古本を読める食堂の話かと思っていました。 古書店には行ったことはないのですが、こんな2人がいたら自分に合った古書を選んでくれるのではないかと想像しながら読み進めていました。 途中で出てくる食事の場面も登場人物に何故かピタッとハマっているような感じも...
前情報なしで読み始めたので最初は古本を読める食堂の話かと思っていました。 古書店には行ったことはないのですが、こんな2人がいたら自分に合った古書を選んでくれるのではないかと想像しながら読み進めていました。 途中で出てくる食事の場面も登場人物に何故かピタッとハマっているような感じも古書店に立ち寄る人の巡り合わせなのかと感じました。 大変面白い作品で新作も出ているとのことなので次はそちらも読んでみたいです。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
兄・滋郎さんが急逝し、妹・珊瑚さんは帯広から単身上京することとなった……というのも、滋郎さんは神保町で古書店を営んでおり、その古書店をとりあえず引き継いで、なんとか店を開けるため。 帯広から単身上京していきなり古書店営むって、年齢の側面でも、土地の側面でも、すごい。 だって、古書店を手伝いにきてくれている大学院生・美希喜ちゃんからみた珊瑚さんは大叔母=祖父の妹、、、ってことは珊瑚さん、そうそう若くはない。 やっぱりすごい。 かなりの歳の差だろうけど、珊瑚さんと美希喜ちゃんとのやり取りは、年の差を感じさせない自然な感じで心地いい。 珊瑚さんと東山さんが互いに惹かれあっているのも、なんだかみずみずしい。 古書店を訪れる悩める人たちに珊瑚さんがさらりとおすすめする本が、ふわりと寄り添っていて優しい。 この本の登場人物は、優しいんだよなあ。 それぞれに一生懸命生きている人がいて、色々悩んだり、本をすすめられたり読んだり、ごはん食べたり、誰かと話したりして、生きている。 解決しないこともあるのかもしれない。 また、誰かと繋がる事で、さらにまた別の誰かと繋がったりもする。 そして、毎回、お楽しみの美味しいごはん。 本書に登場する美味しそうなごはんのお店は実在するらしい。 笹巻けぬきすし、初めて知ったんだけど、柿の葉寿司みたいなお寿司なんかな? ボンディのカレーも、検索すると、確かにジャガイモが二つならんだ画像が出てきて、けんぶんさんが、最初の一個はバターをたっぷりつけて食べるって言ってたなぁ〜、なんてニヤニヤしちゃう。 取り立ててすっごい大事件とかは起こらないんだけど(まあ、珊瑚さんにとっては、東京のど真ん中でいきなり古書店やるって時点でかなり大ごとではありますが…)、これからのことにワクワク+鷹島古書店を慕う人たちの気持ちにほっこり、な読後感です。
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登場人物が皆思いやりのある人たちばかりで読んでいて優しい気持ちになりました。 古本屋さんに行ったことがないためいつか古本屋さんに行ってみたいです。そしていろんなジャンルの本を読むことに挑戦してみたいと思いました。
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