商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 朝日新聞出版 |
| 発売年月日 | 2023/08/21 |
| JAN | 9784022519269 |
- 書籍
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ラウリ・クースクを探して
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ラウリ・クースクを探して
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商品レビュー
3.8
137件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
舞台はバルト三国の独立という歴史的転換期。 でもこの小説は、歴史を動かした英雄の物語ではない。そこがいい。ラウリや人々が歴史に「巻き込まれている」様を描いている。 読んでいるうちに、史実を調べたくなる。二百万人が手をつないだ「バルトの道」や、エストニアがIT国家になった背景。小説が何かを誇張するわけではないが、確かに興味を喚起する。フィクションと史実のあいだの温度や距離感がちょうどいい。 構造も好きだった。ラウリの過去を追う時間軸と、現在のエストニアで彼を探す視点が並走する。断片を拾いながら人物像を組み立てていく感じは、少し手探りだ。天才のように語られるラウリは、最後まで固定されない。その不確かさが、この物語の面白さだった。 そして終盤、ついにラウリに出会う。 でも、そこで提示されるのは拍子抜けするほど普通の人物だ。正直、もっと劇的な何かを期待していた。もっと極端な真相があるのでは、とさえ思いながら読んでいた。 結局、物語は爆発しない。たが、その終わり方は優しい。ラウリを象徴にせず、英雄にせず、ただの人間として着地させる。その態度は誠実だと思う。 けれど同時に、もう少し曖昧でもよかったのではないか、とも感じた。出会ったからといって何かが整理されるわけではない、そんな余白があってもよかった。現実は、物語のようにきれいには回収されないのだから
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この小説は、ソ連崩壊前後の激動期を背景に、エストニアに生まれた青年・ラウリの人生を描いた作品である。 現在のエストニアは、最先端のIT技術を誇り、世界初の「データ大使館」を持つ国として知られている。 そんなコンピュータプログラムの黎明期にラウリは幼少期からプログラムの...
この小説は、ソ連崩壊前後の激動期を背景に、エストニアに生まれた青年・ラウリの人生を描いた作品である。 現在のエストニアは、最先端のIT技術を誇り、世界初の「データ大使館」を持つ国として知られている。 そんなコンピュータプログラムの黎明期にラウリは幼少期からプログラムの才能を開花させる。 ラウリはプログラムにしか興味がもてず、周りの同級生とは心を通じさせる事ができなかった。 しかし、プログラミングを通じて知り合ったイヴァンとカーチャだけは、ラウリの唯一の理解者となる。 ソ連崩壊、エストニアの独立の機運という複雑な環境下で織りなす人間ドラマがとてもリアルに描かれた作品だった。 登場人物は実在している思えてしまうリアル感があった。 この作品は過去と現在が同時進行で展開されていくが、当初現在は誰の視点で描かれているのか読者にはわかない。 半ばで正体が判明する仕掛けもあり、驚かされた。 作品の世界に深く没入できるだけでなく、当時の社会状況や、後に情報技術先進国となるエストニアの姿についても学べる、とても興味深い一作だった。
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ソビエト連邦の植民地であるエストニアを舞台に、人種を跨いだ2人の人生を記した書籍 読みやすく、激動の時代であったことが伝わりやすく表現されていると感じた
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