商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 東京創元社 |
| 発売年月日 | 2023/07/28 |
| JAN | 9784488028985 |
- 書籍
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藍色時刻の君たちは
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藍色時刻の君たちは
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商品レビュー
4.4
57件のお客様レビュー
ヤングケアラーと東日本大震災の両方をテーマとして盛り込むのは、重すぎるし、内容が散漫な感じになるのでは?と心配しましたが、周到に考えられた完成度の高い作品でした。 とは言え、重い。
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物語の前半、ヤングケアラーたちの置かれた環境の描写は、あまりにも詳細で、そして容赦がない。 家庭の中に「母親」という機能が存在しない絶望。 精神的な病に罹っていたり、依存症だったり、あるいは亡くなっていたり。10代の彼らが、親の「親」にならざるを得ない逆転現象と、終わりの見えない...
物語の前半、ヤングケアラーたちの置かれた環境の描写は、あまりにも詳細で、そして容赦がない。 家庭の中に「母親」という機能が存在しない絶望。 精神的な病に罹っていたり、依存症だったり、あるいは亡くなっていたり。10代の彼らが、親の「親」にならざるを得ない逆転現象と、終わりの見えない介護の泥沼。 それは決して美談などではなく、自由を奪われ、社会から切り離されていく「生存をかけた孤独な戦い」だった。 暗闇の中、3人に「大丈夫よ」と温かい手を差し伸べてくれた青葉さん。 けれど、彼女自身もまた、抱えきれない痛みを抱えていた。自分を削ってでも誰かを守ろうとする彼女の祈りが、どれほど3人の救いになり、そしてどれほど危ういものだったか。 最後の最後に用意された衝撃的なあの瞬間。緊迫感と悲しみが文字通り一気に押し寄せる状況に、ただただ圧倒されて震えが止まらなかった。 「いつか、義務も後悔も手放して。あなたはあなたの人生を生きるのよ。」 その言葉の本当の重さを、私たちはラストシーンで突きつけられることになる。 精神に関する記述が多く、それが長時間続くため、読むのには相当な覚悟とエネルギーが必要な作品だ。 けれど、この長い長い「暗転」の時間を共に通り抜けたからこそ、最後に彼らが見出す光が、単なる綺麗事ではない「血の通った救い」として、いつまでも心に残るのだと思う。
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すごい作品に出逢った。 震災から15年のこの時期に読めて良かった。 ヤングケアラーについても、 東日本大震災についても、 パニック症などの精神病についても、 リアルに、でも分かりやすく描かれている。 あとがきまで含めると全346ページ、1ページに上下2段なのでなかなかの長編だけど...
すごい作品に出逢った。 震災から15年のこの時期に読めて良かった。 ヤングケアラーについても、 東日本大震災についても、 パニック症などの精神病についても、 リアルに、でも分かりやすく描かれている。 あとがきまで含めると全346ページ、1ページに上下2段なのでなかなかの長編だけど、ゆっくりじっくり関われた事、正解だったと思った。 これから付箋した箇所や気になった言葉などを「読書ノート」に拾っていこうと思う。 とにかく、あの東日本大震災を経験した者として、そして、子を持つ一人の親として、沢山心を震わせていただけた作品。 おまけ 看護師という職業と「ほまれ」というお名前で勝手に著者は女性と思っていたが、あとがきを読んで男性と知った。だから文章の中に“硬さ”を感じたのかー。でも“繊細さ”もあって、勝手に女性を想像してしまってて、今のジェンダーレス時代に自分はまだまだ偏見があるのかもしれないと勝手に猛省した。
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