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宇宙になぜ、生命があるのか
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宇宙になぜ、生命があるのか
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商品レビュー
3.8
11件のお客様レビュー
タイトルの宇宙になぜ生命があるのかに対しての答えは、生命の発生はごく稀にしか起こらないことではあるが、宇宙のスケールを─特に観察できる範囲の外まで宇宙が広がっていると考えれば、その可能性は0ではない、といったところ。身も蓋もないと言えばそれまでなのだが、そこに到るまでの科学的な思...
タイトルの宇宙になぜ生命があるのかに対しての答えは、生命の発生はごく稀にしか起こらないことではあるが、宇宙のスケールを─特に観察できる範囲の外まで宇宙が広がっていると考えれば、その可能性は0ではない、といったところ。身も蓋もないと言えばそれまでなのだが、そこに到るまでの科学的な思考を楽しむ本だと思う。
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この本の最大のポイントは、我々が観測出来る範囲の宇宙内で、現在の生物が発生する確率は非常に低いので、何かしら神頼みにならざるを得ない気がするが、実際には、生命の誕生する範囲は、観測出来ない先まで含めてあり得ると考えれば、あながち生命の誕生は奇跡では無いとする点に在る。 宇宙物理学...
この本の最大のポイントは、我々が観測出来る範囲の宇宙内で、現在の生物が発生する確率は非常に低いので、何かしら神頼みにならざるを得ない気がするが、実際には、生命の誕生する範囲は、観測出来ない先まで含めてあり得ると考えれば、あながち生命の誕生は奇跡では無いとする点に在る。 宇宙物理学者ならではの発想だ。
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戸谷先生は物理学者ながらこの本。Pivotの番組で話が非常に面白く買ってみた次第。生物には素人ながらと断りつつ、前半はほぼ生物の教科書。戸谷先生が論文でも発表した、ならではの話は後半出てくる。 宇宙における生命の存在確率。どうでしょう、昔は科学的観点からは非常にバカバカしいと思え...
戸谷先生は物理学者ながらこの本。Pivotの番組で話が非常に面白く買ってみた次第。生物には素人ながらと断りつつ、前半はほぼ生物の教科書。戸谷先生が論文でも発表した、ならではの話は後半出てくる。 宇宙における生命の存在確率。どうでしょう、昔は科学的観点からは非常にバカバカしいと思える問だったけど、今ではこの広い宇宙の中、地球だけに生命がいると考えるほうがおかしくて、宇宙人だって網に引っかからないだけでいるのはいるよね、というのが普通のコンセンサスではないか。 しかし本書の結論としては結局生物が自然発生する率はとってもとっても低く、銀河系でも地球だけという可能性があるくらい低いが、しかしインフレーション宇宙論の立場からして、宇宙はとんでもなく広くて、とんでもない星の量があるので、いくら低い確率でもその広さがあればどこかでは誕生しているかも、という。 なんだよ、それが科学的に正しいとしたら、宇宙から知的生命体由来の電波を探るSETI計画とか壮大な無駄よね…で、そこが肝ではあるのだが、そうでない可能性としてはパンスペルミア学説と。つまり、地球の生命も実は宇宙からもたらされたという学説。以前はかなりとんでも論だったけど今は一定以上の支持を受けており、というのも小惑星からでも有機物が見つかるからであって、確かにそれなら生命の起源論は一旦棚上げされて、宇宙に生命が複数箇所で生き延びているという意味ではずっと可能性が上がる。それにもしかしたら地球由来の生命が太陽系や他の恒星系にも恐竜を滅ぼした隕石衝突などをきっかけにばらまかれている可能性だってあると。それはちょっとロマン。でもまあやはり生物の誕生ってのは奇跡的に小さい確率なのかあ。。と残念な気持ちにもなる本です。面白いけど。
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