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太宰治賞(2023) 受賞作「自分以外全員他人」西村亨
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太宰治賞(2023) 受賞作「自分以外全員他人」西村亨

筑摩書房編集部(編者)

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太宰治賞(2023) 受賞作「自分以外全員他人」西村亨

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房
発売年月日 2023/06/26
JAN 9784480805126

太宰治賞(2023)

¥1,100

商品レビュー

3.8

6件のお客様レビュー

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2024/08/05

受賞作「自分以外全員他人」西村亨著 自分の中にもある生きづらさ、みたいなものを、露わなかたちにして目の前に供してくれる。 嫌だなぁ、と思わせる一編。 分類すれば「私小説」というんだろうか。 「太宰治」的なのかな。世の中では。 僕には、あんまりハマらなかった。 最終候補作「コスメテ...

受賞作「自分以外全員他人」西村亨著 自分の中にもある生きづらさ、みたいなものを、露わなかたちにして目の前に供してくれる。 嫌だなぁ、と思わせる一編。 分類すれば「私小説」というんだろうか。 「太宰治」的なのかな。世の中では。 僕には、あんまりハマらなかった。 最終候補作「コスメティック・エディション」北野解著 途中断念。

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2024/01/05

西村享『自分以外全員他人』読了する。暗さが立ち込めている物語だった。終始読むのが辛くなりがちだったが、読みやすい文体だったのでスルスル読めた。 自分を押し殺し我慢し続け、疲弊していく主人公。些細な事の積み重ねで死にたい願望がつのっていく。しかし、すぐに死ぬことも出来ず計画的に時期...

西村享『自分以外全員他人』読了する。暗さが立ち込めている物語だった。終始読むのが辛くなりがちだったが、読みやすい文体だったのでスルスル読めた。 自分を押し殺し我慢し続け、疲弊していく主人公。些細な事の積み重ねで死にたい願望がつのっていく。しかし、すぐに死ぬことも出来ず計画的に時期を調整するが、まだまだ生きていくことを考えている。死ぬことを考えることは、生きること、生き方を考えることと感じた。思い悩んだりひねくれたり、死に方を考えたり必死で生きているように思えた。生きたいのだと訴えていた。 現代社会にこういった状況の人が多くいて、寸止めのところで生きている人たちが共感できる作品であって、何でもない日常を捉えて切実な現代社会の現状である。

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2023/12/06

受賞した「自分以外全員他人」を読みました。閉塞感ある日常の中、自転車に乗るシーンで少しだけホッとできたー、と息をついたら、またすぐ息詰まる日々…。コロナ禍の、あのギスギスした空気も相まって、読むのが辛いのに読むのをやめられない小説でした。本当の自分を押し殺して、優しくあろうとする...

受賞した「自分以外全員他人」を読みました。閉塞感ある日常の中、自転車に乗るシーンで少しだけホッとできたー、と息をついたら、またすぐ息詰まる日々…。コロナ禍の、あのギスギスした空気も相まって、読むのが辛いのに読むのをやめられない小説でした。本当の自分を押し殺して、優しくあろうとするけれど、その歪みに悩む主人公。オチには「ああ」と思わず声が出ました。

Posted by ブクログ