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数式なしで語る数学
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数式なしで語る数学

マイロ・ベックマン(著者), 松井信彦(訳者)

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数式なしで語る数学

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 森北出版
発売年月日 2023/05/16
JAN 9784627083714

数式なしで語る数学

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商品レビュー

4

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2025/11/28

タイトルで勘違いしたが、「数学をかじってみる本」ではない。 哲学や、宇宙物理学が探究している「この世界は、何なのか?」という壮大な問いを、数学の方向から探究した本だった。 しかも、「そもそも数学とは何か?」という根本から、本当に数式をいっさい使わずに、軽い文体で、ざっくり教え...

タイトルで勘違いしたが、「数学をかじってみる本」ではない。 哲学や、宇宙物理学が探究している「この世界は、何なのか?」という壮大な問いを、数学の方向から探究した本だった。 しかも、「そもそも数学とは何か?」という根本から、本当に数式をいっさい使わずに、軽い文体で、ざっくり教えてくれる。 わたしの興味分野にドンズバな、思いがけない良書であった。 わたしの好きな哲学で行われる、「物事をいちばん根本から考え直す」試みである。 宇宙物理学において、超ひも理論の研究者は、ほぼ数学者であり、数学的シミュレーションを用いて、この宇宙の謎を解明しようとしていることは知っていたが、本書の最終章において、数学の方向から、そこに接続する構成には驚いた。 ----- 無限×無限=無限、をイラストで証明するところなど、あっぱれ。わかりやすい。 白眉だったのは、つぎの描写。 なにひとつ存在しない宇宙に、姿かたちを持たない自分という意識だけが存在する、という仮定をする。 そして、何かひとつが「存在する」というメッセージを受け取ったことで、それに名前(記号)を付ける。 この想像の過程を描くことで、数学のはじまり、というより、人間の認知・思索のはじまりを、描き出すところ。 そして、「3つの点と、それを結べる線の存在」を認知すれば、それらを配置することにより、いきなり、「立方体」という概念を抽出することができる。 これには、驚きである。 この宇宙のなかで、世界を認知・成形しはじめる知能の誕生を描いているようで、本当にドキドキする。 この世界における物理法則や、自然現象や、人間社会の現象を、もっとも根本的に説明できるのは、数学だと自負する気持ちがありながらも、それでも、人間の認知形式の限界に、疑義を持ち続ける姿勢に共感するし、敬意を感じる。

Posted by ブクログ

2025/05/09

面白かった 全部ちゃんと理解するのは到底ムリ!だけど、この本を最初に読んでいたら 学校の数学をあんなに嫌いかつ苦手になってなかったかも?と思った

Posted by ブクログ

2023/07/11

数学の本だけど、数字や計算は出てこない。ほとんど観念というか、むしろ哲学か? 行きつ戻りつして読了。面白かったとは決して言えないけれど、読んでよかったかなぁ。

Posted by ブクログ

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