「死ね、クソババア！」と言った息子が55歳になって帰ってきました

保坂祐希(著者)

• 販売会社／発売会社: 講談社
• 発売年月日: 2023/04/26
• JAN: 9784065310076

商品レビュー

2024/07/26

息子・達彦が「死ね､クソババア！」と言って18才で家を出て行って以来､息子とは疎遠になってしまった母親・晴恵。
親の介護を終え､75才になり1人で暮らしていた晴恵の家に突然､息子が帰ってくる。
読んでいて自分勝手な息子にイライラした。55才にもなってきちんと話も出来ない息子に気をつかう晴恵。一方､晴恵の身の振り方はあっぱれだと思う。なかなかあそこまで強い決意を持つことは出来ない。親子でもわだかまりが残ったまま疎遠になってしまえば、他人のようなもの。近くに住んでいる仲の良い友達の方が頼りになるだろう。
ラストは感動的だが､都合が悪くなると黙ってしまうあの息子があんな感じなるとは思えないなぁ(笑)

2024/06/19

題名に惹かれて読んだ。読み始めからサザエさん的なご近所ホームコメディかと思ったが、親子、夫婦の再生物語。介護する側の気持ちに触れる部分や、高齢になってから病気の告知を受け入れる場面は、きっとそうなんだろうなとリアリティがあった。

2024/05/25

近所に幼馴染がいるものの、一人で生活している主人公のもとに　タイトル通りに息子が帰ってきます。自分の病気、息子の離婚問題を絡めつつの話。サラっと読める内容。