「死ね、クソババア!」と言った息子が55歳になって帰ってきました の商品レビュー
▼ちょっとご縁があって、読んでみました。保坂さんという作家さんは初めて読むかなと思ったら、昔に「リコール」という小説を読んだことがありました。自動車メーカーの不正を暴く話だったと思います。 ▼80台(70台後半だったかしらん)の女性がいる。離婚歴があって、息子と両親と長く暮ら...
▼ちょっとご縁があって、読んでみました。保坂さんという作家さんは初めて読むかなと思ったら、昔に「リコール」という小説を読んだことがありました。自動車メーカーの不正を暴く話だったと思います。 ▼80台(70台後半だったかしらん)の女性がいる。離婚歴があって、息子と両親と長く暮らして、ずっと会社員で働いていて、それなりにご苦労をされてきた。息子を育て上げて、両親の介護にも疲れながらやりぬいて、今は一人暮らし。知性的で落ち着いた人柄なんですが、実は独立した息子(50台)との仲が悪い。というかほぼ絶縁状態。 ▼息子は研究職についていて、結婚している。成人して独立した娘もいる(つまり、主人公からすると孫)。この息子が、ある日突然、単身で帰ってくる。どうも妻と不和で離婚するのかしらんという感じだが、訳を話してくれない。でも同居しはじめる。 ▼息子が大学受験とかそういう年頃に、ずっと「医者になる」と言っていた息子が、その希望を土壇場でとりやめた。そのことに主人公は落胆と不満があった。息子に、そういうことを言ってしまった。それをきっかけで息子は反抗的になり、「死ねクソババア」と言い残して出ていった。それ以降、冠婚葬祭に最低限付き合うだけで、まともにおしゃべりもしないまま。ウン十年。 ▼世間的には何もみっともないことはないけれど。同居することになった50台の息子と、仲良くできない。楽しいおしゃべりすらできない。寂しい。ストレス。 そんなことが、どうやって解消されていくか。どういう訳があったのか。息子は昔、子供の頃、何を感じて、何を考えていたのか。何を隠してきたのか。何を隠しているのか。 と、いう人情噺でした。 ▼話の成り行き進行は、そんなに物凄く硬質で良くできたものとも思いませんでしたが、するすると読めて、それなりに感情移入もできたので、悪い本ではありませんでした。 最後はちゃんと、物語的な力技も含めた、ほろ苦くとも甘いハッピーエンド。嫌いではありませんでした。 ▼「どうしようもなく持ち合わせてしまう、エゴで勝手で、自尊的な、あるいは虚無的な、心情。行い」 とでもいうべきものを「人の業」と呼ぶならば、それぞれのキャラクターの「業」の掘り下げみたいなものは、さほど深くはありません。だけど、「家族」という不可思議なご縁に、なんだかんだ、最後はすがりたくなる人の弱さみたいなものへの、優しさは根底に感じられて、悪い後味ではありませんでした。
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図書館で借りました。 3人坊主の母親として、もの凄くドキドキしながら、息子達と私の将来と老後について考えながら読みました(笑) 進路は今、まさに高校受験の目の前に立つ立場では、主役は息子だ!とは頭で解っていても…。 「この高校に入ったらこの大学に入りやすいかも?」 「この学費を...
図書館で借りました。 3人坊主の母親として、もの凄くドキドキしながら、息子達と私の将来と老後について考えながら読みました(笑) 進路は今、まさに高校受験の目の前に立つ立場では、主役は息子だ!とは頭で解っていても…。 「この高校に入ったらこの大学に入りやすいかも?」 「この学費を頑張って出せば将来は苦労しないだろう」 などと浮かんでは消え、思いついたら振り払う日々の私。 だから晴恵の気持ちがすごーく解る。 だって夢ではご飯は食べられないからね。 そして、「死ね!クソババア!」と疎遠になった息子が55歳の老後目前に後期高齢者の母親の前に帰ってくる。 オレオレ詐欺や振込詐欺を心配する晴恵の心情がやたらリアル(笑) 私も息子が、55歳になった時にほんとに解るのだろうか…。 とても読みやすく、あっという間に読め読後感が素晴らしい。 ただ、55歳になって帰ってきたなら…。 「自分のことは自分でやれよ」をたっちゃんに言いたい。 息子達にはやっぱり、ひと通りの家事を仕込もうと思います。
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面白くて一気読み。 親と子のあるある話。 関係が悪くなって、疎遠になるとどう中を取り戻そうか不安になるよなぁ、、
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過保護過干渉の母親に「死ね、クソババア!」と言い捨てて18歳で家を出た息子が、人生どん詰まりで打つ手なしの状態で実家に帰ってきた話だと思って読んだのだが…。 母一人子一人で、しかし母の実家で祖父母とともに暮らしてきた晴恵と達彦。 18歳で家を出たのは同じだが、大学進学で出て行ったのだ。 ずっと医学部に進むと言っていた息子が受験直前に「医者にはならない」と言って進路を変えてからぎくしゃくしてきた母子関係。 「医者になると思って身を粉にして学費を貯めてきたのに。学者なんて大したお金にならないんでしょ?」の一言にキレた息子が放った言葉が「死ね、クソババア!」 で、大学院まで親の金で進むんだな、これが。 しかし在学中はもちろん、自身の結婚を含む冠婚葬祭の親戚づきあいの時しか連絡し合わない。 結婚相手は総合商社に勤めるキャリアウーマン、娘はキャビンアテンダント。 出来た嫁が孫を連れて遊びに来たり、時候の挨拶をくれたりするものの、息子は音信不通。 ところが、ある日突然息子が家に帰ってきた。 離婚するという。 理由は言わない。 こっそり食事を食べ、洗濯物をそっと出す。 うわ~、嫌だ~! 大学の助教で世間的にはお偉いのかもしれないけれど、人として嫌だ~、この息子。 肝心の晴恵は、ガンで余命2年を宣告されたばかり。 なのに、まず息子の世話を優先するんだよ。 祖父母の家にいたとはいえ、専業主婦だった母が社会に出て苦労しているところくらい知っていただろう。 総合商社に勤める妻が、実家の母に手伝ってもらわないと家のことに手が回らないことも知っていただろう。 なのに、家事能力ゼロ。家計管理の概念なし。 どこまで母や妻に甘えていたのか。 妻に無断で研究に費やした借金1000万円を返す当てがなくて、離婚届を置いて黙って実家に家出。 後期高齢者の母親が最後に息子のためにした決断。 実家は息子に残したものの、老後資金で入れる老人ホームに入居。 「俺が介護しようと思ったのに、なぜ勝手に老人ホームに入居を決めた!」とキレた息子は、面会にも来やしない。(あんたに介護の何ができる?) 最後にホームの職員に付き添われて、そっと家の様子を覗いてみたら、息子一家が幸せに過ごしていましたとさ。 それでもまた、生まれ変わっても達彦の母になりたいって…私には無理だ。
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タイトルに惹かれて図書館で借りてきました。 素行の悪い息子に悩まされ 胸糞悪い話になるかと思いきや 親なら誰にでも心当たりある話しに 涙なくしては読めませんでした。 マァちゃんと晴恵おばあちゃんふたり コンビのかけあい漫才のようで 面白くもあり、親族以上の信頼関係と 深い友情にも泣けてきます。 嫁姑問題や思いがけない病いの発覚に 戸惑いと焦燥感に息子を思ってこその決断と もう何から何まで自分と勝手に重ね合わせ 些細な会話のやり取りに目頭が熱くなり 息子と待ち合わせ中のDOUTOR COFFEEで 嗚咽をこらえてイッキ読み。 幾つになっても、どんなに困った息子(娘)でも 愛おしい。泣きながら走って母親を探す姿に涙腺崩壊。
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タイトルに惹かれて 図書館で借りてきました 55歳になった息子が突然帰ってきて そして自分の病気 長かった疎遠の期間もあり中々上手くいかない 親子関係 でもやっぱり親子なんだな お互いにお互いをちゃんと 大切に思ってた 一気読みでした
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高校卒業と共に家を出て疎遠になっていた息子が1人で暮らす母の元に帰ってくる話。大学の准教授となった55歳の息子が妻と離婚すると言って実家で暮らし始めた。息子の今後、自分の老後、健康問題と晴恵には悩みが絶えない。 タイトル通り。読みやすかった。突然戻ってきた息子、30年以上ぶりの2人暮らし、初めての2人の旅行と怒涛の展開。息子には借金があり妻と離婚したいと言うが、家事の一つもできない息子が1人で生きていけるとは思えないと頭を悩ませる晴恵。なんとも言えず身に積まされる感じが…。
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息子・達彦が「死ね、クソババア!」と言って18才で家を出て行って以来、息子とは疎遠になってしまった母親・晴恵。 親の介護を終え、75才になり1人で暮らしていた晴恵の家に突然、息子が帰ってくる。 読んでいて自分勝手な息子にイライラした。55才にもなってきちんと話も出来ない息子に気を...
息子・達彦が「死ね、クソババア!」と言って18才で家を出て行って以来、息子とは疎遠になってしまった母親・晴恵。 親の介護を終え、75才になり1人で暮らしていた晴恵の家に突然、息子が帰ってくる。 読んでいて自分勝手な息子にイライラした。55才にもなってきちんと話も出来ない息子に気をつかう晴恵。一方、晴恵の身の振り方はあっぱれだと思う。なかなかあそこまで強い決意を持つことは出来ない。親子でもわだかまりが残ったまま疎遠になってしまえば、他人のようなもの。近くに住んでいる仲の良い友達の方が頼りになるだろう。 ラストは感動的だが、都合が悪くなると黙ってしまうあの息子があんな感じなるとは思えないなぁ(笑)
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題名に惹かれて読んだ。読み始めからサザエさん的なご近所ホームコメディかと思ったが、親子、夫婦の再生物語。介護する側の気持ちに触れる部分や、高齢になってから病気の告知を受け入れる場面は、きっとそうなんだろうなとリアリティがあった。
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近所に幼馴染がいるものの、一人で生活している主人公のもとに タイトル通りに息子が帰ってきます。自分の病気、息子の離婚問題を絡めつつの話。サラっと読める内容。
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