「死ね、クソババア!」と言った息子が55歳になって帰ってきました の商品レビュー
息子・達彦が「死ね、クソババア!」と言って18才で家を出て行って以来、息子とは疎遠になってしまった母親・晴恵。 親の介護を終え、75才になり1人で暮らしていた晴恵の家に突然、息子が帰ってくる。 読んでいて自分勝手な息子にイライラした。55才にもなってきちんと話も出来ない息子に気を...
息子・達彦が「死ね、クソババア!」と言って18才で家を出て行って以来、息子とは疎遠になってしまった母親・晴恵。 親の介護を終え、75才になり1人で暮らしていた晴恵の家に突然、息子が帰ってくる。 読んでいて自分勝手な息子にイライラした。55才にもなってきちんと話も出来ない息子に気をつかう晴恵。一方、晴恵の身の振り方はあっぱれだと思う。なかなかあそこまで強い決意を持つことは出来ない。親子でもわだかまりが残ったまま疎遠になってしまえば、他人のようなもの。近くに住んでいる仲の良い友達の方が頼りになるだろう。 ラストは感動的だが、都合が悪くなると黙ってしまうあの息子があんな感じなるとは思えないなぁ(笑)
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題名に惹かれて読んだ。読み始めからサザエさん的なご近所ホームコメディかと思ったが、親子、夫婦の再生物語。介護する側の気持ちに触れる部分や、高齢になってから病気の告知を受け入れる場面は、きっとそうなんだろうなとリアリティがあった。
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近所に幼馴染がいるものの、一人で生活している主人公のもとに タイトル通りに息子が帰ってきます。自分の病気、息子の離婚問題を絡めつつの話。サラっと読める内容。
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めちゃくちゃ面白かった❗ 75才のハルちゃんとマアちゃん。 二人の生き様に、爆笑しながらも お見事と拍手。 こんなふうに、子離れ出来たらいいな
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題名の衝撃度はスゴいけど、本編は親子の確執をゆるゆるとほどいていくお話。 母親は何歳になっても子供のことが心配。きっとどの母親もおなじなのでしょうね。 なにげに、マアちゃんのような人が側にいてくれるって大切でなぁ、と思う。歳を取ってからの友人は大切って言葉に納得できる
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いい意味で題名から想像したのとは違った息子像だった。 読みやすく、登場人物がみんな温かく、ほっこりする物語だった。
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ドタバタとコミカルなものかと思って読み出したら、あら?違うみたい。まあいいかと、期待薄で読み進めていたのだけど、いつのまにか熱心にページをめくっていた。息子の離婚話や主人公の病気という、ホームドラマとしては、言わばベタな展開。これが深刻にもブラックにもならず、かといって無理矢理な...
ドタバタとコミカルなものかと思って読み出したら、あら?違うみたい。まあいいかと、期待薄で読み進めていたのだけど、いつのまにか熱心にページをめくっていた。息子の離婚話や主人公の病気という、ホームドラマとしては、言わばベタな展開。これが深刻にもブラックにもならず、かといって無理矢理な明るさもなく、ああ現実ってこういう感じかもという描き方がされていて、ひきこまれた。 で、ラスト。ダメだこれは。涙をこらえられなかった。そう、親ってどこまでいっても子どもには頼られたいし、面倒みたい何でもしてやりたい、もうこれは性というか業というか、子どもがオッサンになろうがなんだろうが、小さかった頃のことを忘れないものなのだよねえ。ウザイなあと思われたくないから、こらえてるだけで。わたしには娘と息子がいるが、息子については基本的によくわからなくて(娘ならよくわかるという意味ではないが)、距離感が難しい。甘えん坊だった小さい頃、むすっとした中高生時代、いっぱしの社会人になった今、いろんなときの息子の姿が頭に浮かんできて、胸が詰まってしまった。
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環境に恵まれたとはいえ、 ハッピーエンドに涙が滲んだ 果たして、今若い世代が 同じような年頃になったとき 通じるかどうか?
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サラッと読めた。 もっとバカ息子かと思ったらただの不器用なオトコだった。 家族なのに疎遠になるって自分では想像できないけど、楽かな?とつい思ってしまった。
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小説のタイトルがとても強烈だったので、どんなドラ息子なんだと思って読みましたが・・・ とても良い物語でした。 最後はせつない気持ちになりました。 涙が出てきました。 いくつになっても親は親、子は子はなんです。 私も田舎で暮らす年老いた母親に会いたくなりました。
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