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正欲 新潮文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 新潮社 |
| 発売年月日 | 2023/05/29 |
| JAN | 9784101269337 |
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正欲
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商品レビュー
4.2
2388件のお客様レビュー
多様性の真実。
近年、言われている多様性についてメスを入れた小説でした。それを物語で読者に考えさせる仕掛けがとても面白かった。
多様性を受け入れるって…正解があるんでしょうか?自分で考えるきっかけをくれた小説でした。
猫のひげ
作品を読み終え、不安とも何とも言えない感覚になる中、解説を読みある種の安堵を感じる。 ただ、その安堵も自分は"そっち"側にいるという安堵なのか、はたまた不安に陥る。 解説者がおっしゃる通り、非常に意地悪な作品だ。ただ、傑作だと私は思う。
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友達に「絶対共感できるよ」とおすすめされて読み始めた本。 どんな本なのだろう、と興味津々で読み始めたけれど、これほど感情移入し没頭するとは思っていなかった。 日常生活において自分はマジョリティ側だと自覚し、都合良く利用される「多様性」という言葉に嫌気がさしつつも、利用してきた私に...
友達に「絶対共感できるよ」とおすすめされて読み始めた本。 どんな本なのだろう、と興味津々で読み始めたけれど、これほど感情移入し没頭するとは思っていなかった。 日常生活において自分はマジョリティ側だと自覚し、都合良く利用される「多様性」という言葉に嫌気がさしつつも、利用してきた私にグサリと刺さった。 佐々木のセリフである 「いつか何かのきっかけで、これまで築いたものなんて全部壊れるだろう」 というセリフと 夏生の 「地球に留学してるみたいな感覚なんだよね、私」 という言い回しが頭から離れない。 私が抱えていた社会への違和感、形容し難い重苦しい感覚ををこの2人が上手に言葉にして照らしてくれたようだった。 2人の言葉に出会った時の感動は忘れられない。 そして、佐々木が経験した中学時代の修学旅行のシーン。 このシーンはかなりリアルで驚いた。 実は修学旅行で佐々木と似たような経験をしかなり苦い経験をしたため思い出して軽くトラウマに苦しんだ… そして描写力に驚くと同時に、本の向こう側で苦しんでいた佐々木に手を伸ばして「繋がりたい」と思えた。 この作品はマジョリティが見たいと感じる表面的な「多様性」「個性」という言葉と実際の「多様性」のギャップを上手に描いた作品だと思う。 あくまでマイノリティの一員のように感想を書く私も表面的に物語を見て語ってしまっているのかもしれない…。そんな不安が読後に襲う面白い作品だった。
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