商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2023/03/20 |
JAN | 9784480805119 |
- 書籍
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棕櫚を燃やす
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棕櫚を燃やす
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商品レビュー
4
12件のお客様レビュー
イライラむずむずする焦燥や異空間にいるような孤独感、自分は存在しないような浮遊感とか、よくあの感情を表現したなぁ、という感動。マインドフルネスをしているような、その時の呼吸だけに集中するような、研ぎ澄まされた感覚で音や温度や質感や空気感をとらえてる感じ。過ぎていく時間と、逆行する...
イライラむずむずする焦燥や異空間にいるような孤独感、自分は存在しないような浮遊感とか、よくあの感情を表現したなぁ、という感動。マインドフルネスをしているような、その時の呼吸だけに集中するような、研ぎ澄まされた感覚で音や温度や質感や空気感をとらえてる感じ。過ぎていく時間と、逆行する切望の静かな摩擦が丁寧だった。 2作目は、普通。
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ほとんど筋というものがない。淡々と過ぎゆく父と娘二人の日々と会話が繰り返されるだけ。そんななかで時折3人それぞれの世界観をじわっと感じさせる。穏やかに。 まるで詩のような春野のひとりごとが続いていく。柔らかに。 フランスの作曲家の室内楽を連想した。ドビュッシーかな。 ただ耳を任せ...
ほとんど筋というものがない。淡々と過ぎゆく父と娘二人の日々と会話が繰り返されるだけ。そんななかで時折3人それぞれの世界観をじわっと感じさせる。穏やかに。 まるで詩のような春野のひとりごとが続いていく。柔らかに。 フランスの作曲家の室内楽を連想した。ドビュッシーかな。 ただ耳を任せていて心地よい。
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主人公はここで、きっと泣いたんだろうな、と思える場面があったが、泣くとか、涙と言う単語を使わずしてそれを見せてくれた。その様子が私自身にも覚えがあり、ビビッと来て泣きそうになりました。 優しい場面、ささいなことの表現が魅力的な作家さんだと思います。
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