商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 京都大学学術出版会 |
| 発売年月日 | 2023/01/25 |
| JAN | 9784814004249 |
- 書籍
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哲学のなぐさめ
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哲学のなぐさめ
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六世紀のローマ人の政治家/哲学者のボエティウスが、死刑を前にして著した哲学書。今風に言うなら「死刑囚の俺の前に哲学ママンが現れた件について」。概念を萌え擬人化するとは古代ローマ人も侮れない。 死を前にして、もたらされる死、生との決別に心煩わされず、自分の死刑の原因となった政争を...
六世紀のローマ人の政治家/哲学者のボエティウスが、死刑を前にして著した哲学書。今風に言うなら「死刑囚の俺の前に哲学ママンが現れた件について」。概念を萌え擬人化するとは古代ローマ人も侮れない。 死を前にして、もたらされる死、生との決別に心煩わされず、自分の死刑の原因となった政争を通じて、いわゆる現世の成功/快楽を重きとせず(このあたり政争の敗者であるがゆえにそういう視点になるのものあると思うが)、理性ある人間というものの価値を自分自身の中に見出そうとし、更に神の摂理と人間の自由意志の関係を解き明かそうとする。 死を前にしたからこそ、創造主/神の想像の意図のもと生きる、正しく生きると言うことを論じようとしている。 興味深いのは、権力、地位、栄光、富などに対する態度が老荘風であること。突き詰めていくと、このあたりは洋の東西を問わなくなるのだろうか。 全五巻の構成は以下の通り。 一巻:哲学を以て国を治めようとしたボエティウスの嘆き。 二巻:外的要因、特にうつろいやすい運を頼ることの無意味さ。栄光、富、権力、顕職の無意味さ。 三巻:人が求める究極は幸福であり、幸福とは造物主たる神が表す善であるということ。 四巻:善が苦しみ、悪がのさばるのはそう見えるだけであること。 五巻:神の摂理と予知と人間の自由意志について。
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