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絶縁
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絶縁

アンソロジー(著者), 村田沙耶香(著者), アルフィアン・サアット(著者), チョン・セラン(著者)

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絶縁

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 小学館
発売年月日 2022/12/16
JAN 9784093567459

商品レビュー

3.5

30件のお客様レビュー

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2025/12/12

村田沙耶香「無」だけ読了。 人は空っぽの入れ物、あるいは白紙であり、そこに社会やら世間やら周りの人がいろんなものを入れたり、染めたりして、人ができあがっているという、この作家の世界観。その一つのバージョン。よくこんなにいろんなバージョンを考えられるなと感心する。 母と娘の話なの...

村田沙耶香「無」だけ読了。 人は空っぽの入れ物、あるいは白紙であり、そこに社会やら世間やら周りの人がいろんなものを入れたり、染めたりして、人ができあがっているという、この作家の世界観。その一つのバージョン。よくこんなにいろんなバージョンを考えられるなと感心する。 母と娘の話なので、ちょっと胸が痛む。

Posted by ブクログ

2025/10/19

絶縁という言葉が胸に刺さる物語です。 特に村田沙耶香の短編は、日常の中で人と人との距離がどんどん遠くなっていく様子を、まるで冷たい風が吹き込む部屋のように描いています。私たちの生活にも似た閉塞感が漂い、そこから逃れたいけれど抜け出せないジレンマがリアルに感じられました。 特に「普...

絶縁という言葉が胸に刺さる物語です。 特に村田沙耶香の短編は、日常の中で人と人との距離がどんどん遠くなっていく様子を、まるで冷たい風が吹き込む部屋のように描いています。私たちの生活にも似た閉塞感が漂い、そこから逃れたいけれど抜け出せないジレンマがリアルに感じられました。 特に「普通であること」の意味を改めて考えさせられ、登場人物の孤独や痛みがまるで身近な誰かのつぶやきのように響きます。社会との絶縁、それに伴う心の痛みや喪失感を繊細に表現し、自分の周りの人間関係を振り返るきっかけにもなる一冊です。 すごく後味悪くて好きです。

Posted by ブクログ

2025/09/07

「絶縁」をテーマに、アジア各国の若手小説家の短編を集めた本。めちゃくちゃ面白かった。 最初に柚木さんの短編でガツンとやられ、東京タワーに似た色合いの鉄塔を見ると少しゾッとしてしまうようになった。 各国の性質がかなり色濃く出ていて…これからアジアの文学を読んでみたいと思った。

Posted by ブクログ