商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
| 発売年月日 | 2022/12/13 |
| JAN | 9784163916330 |
- 書籍
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踏切の幽霊
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踏切の幽霊
¥1,870
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商品レビュー
3.8
358件のお客様レビュー
幽霊やオカルトといった非科学的なものを猜疑的に捉え、遠ざけてしまう人は少なくありません。 むしろ、そうした冷ややかな視点を持っている人こそ、健全なのかもしれません。 本書『踏切の幽霊』は、幽霊の存在を認めざるを得ない現象が幾重にも積み重なっていく物語です。 ですが、そうした存在...
幽霊やオカルトといった非科学的なものを猜疑的に捉え、遠ざけてしまう人は少なくありません。 むしろ、そうした冷ややかな視点を持っている人こそ、健全なのかもしれません。 本書『踏切の幽霊』は、幽霊の存在を認めざるを得ない現象が幾重にも積み重なっていく物語です。 ですが、そうした存在に否定的な人ほど読んでほしいと切に願うほど、怪異を見事な物語へと昇華させています。 主要な登場人物の多くも、当初は幽霊など端から信じていません。 しかし、女性誌の定番企画として心霊ネタを特集することになり、「ホンモノ」としか思えない一枚の心霊写真に隠された真実を追い始めたことで、物語は大きく動き出します。 そこから先は幽霊の存在を受け入れざるを得ない展開が続きますが、不思議とホラー特有の怖さはありません。 むしろ、重厚で硬派な社会派ミステリの様相を呈していくのです。 そして、怪異の全貌が明かされるにつれて浮かび上がるのは、あまりにも哀しくて、切なく胸を締め付ける一人の女性の生涯。 同時に、胸が熱くなるような感動も押し寄せます。 本作は単なるホラーではなく、幽霊とミステリを軸に描かれた、悲しくも温かい「人間ドラマ」なのだと気づかされます。
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踏切で撮影された一枚の心霊写真そしてその踏切では列車の緊急停止が相次いでいた。雑誌記者の松田は心霊ネタとして取材を続けるうちにある一つの殺人事件にたどり着く。ホラーだけではなくしっかりとしたミステリで面白かった。なぜ彼女がその踏切にこだわったのか切なくなった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
作中に他にもあるジョークのような設定や表現のひとつかのように、とある部分の時代考証にコメディ的作為とも取れる齟齬があるように感じたりはしたんだけど、個人的な読書体験に照らし合わせると「リング」と「テロリストのパラソル」を一挙に味わったような感じで、とても好みな、緻密な物語でした。 個人的に、ホラーや怪談作品は、小説に限らず、霊体なはずな幽霊が、大体はすべて、現実世界の潜在的な物理作用の代表格たる重力の作用線なんかに縛られて動いていると感じられちゃって、ちゃんと入り込めないことも多かったりするんだけど、この作品はその点を乗り越えて迫ってくれて楽しかったです。 読んでる間、頭の中で何故かTM NETWORKの「Still love her」が流れっぱなしになったのは、物語がどこか暖かくなっていったからかな。 脳内演者は、松田→村上弘明、文子→野際陽子、恵美→木村佳乃、井沢→高橋悦史、吉村→船越英一郎、野口→村◯誠一郎、高田&島地→和泉修&清水圭、A子→栗山千明辺りでした。
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