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そして、よみがえる世界。
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そして、よみがえる世界。

西式豊(著者)

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そして、よみがえる世界。

1,980

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房
発売年月日 2022/11/16
JAN 9784152101884

そして、よみがえる世界。

¥1,980

商品レビュー

3.4

22件のお客様レビュー

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2025/10/19

第十二回アガサ・クリスティー賞受賞作の西式豊(にししき ゆたか)さんの『そして、よみがえる世界。』をようやく読み終えました。 本作は2022年11月発行と今では昔の作品になりますが、当時から気になっていた作品で、何度も書店の本棚とにらめっこしていました。 そして今年のはじめに決...

第十二回アガサ・クリスティー賞受賞作の西式豊(にししき ゆたか)さんの『そして、よみがえる世界。』をようやく読み終えました。 本作は2022年11月発行と今では昔の作品になりますが、当時から気になっていた作品で、何度も書店の本棚とにらめっこしていました。 そして今年のはじめに決心して購入したものの、またしばらく積読となってしまい、今月から読み始めたという三年越しの読了になりました(^_^;) 感想です。 『竜とそばかすの姫』や『攻殻機動隊』が好きな方は、おそらく気に入る部類かなと感じました。ただ世界観や登場人物たちの相関図を理解するまで、分厚い単行本の前半を要したような気がして、やや疲れを感じるかもですね(^_^;) その反面、後半から次々と起こる異常事態は、緊迫感と、SFならではのアクションの連続にドキドキしました。 前半の疲れも含めて、大作を読んだ!!って満足度高い読後感でしたね♪ 概要です。 2036年。高度な科学と医療の発達により生み出された仮想空間Vバース。そのはじまりの街には、オレンジ色に空が染まる頃に聞こえてくる歌声が名物となっていた。 《黄昏の歌姫》 アバター達は見えぬ声をそう名付け、それぞれにVバースを愉しむ。牧野もまたVバースを嗜む医師であったが、彼に舞い込んだ一件の依頼が、Vバースと現実のすべてを変える事件に発展する。

Posted by ブクログ

2025/09/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

VRなどの技術的説明は読み飛ばし、ストーリーだけ追う。 ……ミステリ的には意外性はない。 キャラも定型的。 問題提起としては興味深い。

Posted by ブクログ

2025/01/05

仮想空間「Vバース」などの技術が発達した近未来。事故による脊髄損傷で首から下を動かせなくなった脳神経外科医の牧野は、脳内インプラントの「テレパス」を使用することによって、仮想空間では健常者と同じ主義を発揮することができる。とある記憶喪失の少女のオペを依頼され、成功させた牧野だった...

仮想空間「Vバース」などの技術が発達した近未来。事故による脊髄損傷で首から下を動かせなくなった脳神経外科医の牧野は、脳内インプラントの「テレパス」を使用することによって、仮想空間では健常者と同じ主義を発揮することができる。とある記憶喪失の少女のオペを依頼され、成功させた牧野だったが、その後奇妙な現象が起こるようになった。近未来SFミステリです。 介護ロボットやメタバースといった、現実に発展しつつある新技術。それがもっと進歩した世界の物語です。理系苦手人間にはややとっつきにくい部分もあったのですが、しかしそこが物語において肝要な部分なのだろうな、と頑張って読むと、俄然面白くなりました。 この技術は本当に発展してほしいと思います。身体に障害を持つ人にとっては福音となりそうだし。実際これほどの技術が生み出された背景にはぐっと来ました。もちろん娯楽やコミュニケーションツールとしても良いと思います。ただしここで用いられているように、暴力行為についての制限はきちんとしないととんでもないことになりそうですが。 謎も魅力的だし、そして後半にかけて判明する凄惨な事件とその後の恐怖がとんでもないです。〈彼〉の恐ろしさが圧倒的。終盤のバトルシーンも手に汗を握る展開でした。

Posted by ブクログ