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そして、よみがえる世界。 の商品レビュー

3.4

19件のお客様レビュー

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  2. 4つ

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2023/12/27

……うん、結局作者が最後の最後まで何をしたかったのか、やくわからないままに読み終えてしまった。 SF的なアプローチに目を惹かれるものの、高すぎる敷居(専門用語等)にブロックされ、あわや撃沈しましたとさ……。

Posted byブクログ

2023/09/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

第12回アガサ・クリスティー賞大賞受賞作。 特殊設定ミステリー。障害者でも脳にインプラントを埋めることにより、バーチャルで動ける、みたいな。主人公は外科医だったが、事故により首から下が動かなくなり、そのインプラントを埋めている。視界、記憶をなくしたエリカのために手術をすることに。はさまれる男の独白の章。ぬいぐるみをなくしてばかりのうさ子。設定がよくわからなくても大丈夫。ミステリーだ。犯人がばかすぎる気がするのだがま、いっか。

Posted byブクログ

2023/09/09

第12回アガサ・クリスティー賞大賞受賞作。 仮想空間と先進医療がテーマの近未来SF。 SFには苦手意識があるのであまり読んだことがなかったのですが、友人に勧められて読みました。結果、読み始めは近未来の設定についていくのが大変で「?」という感じでしたが、エリカが手術を始める頃から...

第12回アガサ・クリスティー賞大賞受賞作。 仮想空間と先進医療がテーマの近未来SF。 SFには苦手意識があるのであまり読んだことがなかったのですが、友人に勧められて読みました。結果、読み始めは近未来の設定についていくのが大変で「?」という感じでしたが、エリカが手術を始める頃から劇的に面白くなり、ラストまではもう一気読み!でした。 読了後の満足感もかなり高いです。ラストを読んで、また冒頭を読むと感慨深いです。 兄弟愛や友情も感じられます。 出会えて良かった作品です。

Posted byブクログ

2023/09/05

本屋さんで見かけて気になったので読んでみました。思った以上に面白かった。 近未来のSF的な作品で、序盤の架空のVR技術やアバター、医療技術の説明は、丁寧なのですがちょっと長くてダラダラ感がありましたが、本題に入って行くと先が気になり惹き込まれました。 途中凄く残虐な描写があり読む...

本屋さんで見かけて気になったので読んでみました。思った以上に面白かった。 近未来のSF的な作品で、序盤の架空のVR技術やアバター、医療技術の説明は、丁寧なのですがちょっと長くてダラダラ感がありましたが、本題に入って行くと先が気になり惹き込まれました。 途中凄く残虐な描写があり読むのが辛い部分も有りましたが、そこはフィクションと割り切って読み進めました。仮想空間と現実が入り交じりながら、どちらにも現実感があり、VRやAR技術が進歩するとこういう事も可能になるのかも知れないと感じました。それにしてもデビュー作でここまで専門的な科学技術(架空な技術が殆どですが)について描ける所に関心しました。

Posted byブクログ

2024/04/03

面白いけど脳が疲れるミステリー 西武豊「そして、よみがえる世界」★★★☆☆ 序盤がまぁ難しい。特殊設定ミステリーなのでそこの説明は重要なのですが、まぁむずいっす。わかるけど頭がついていかない。可読性もやや悪いので、読むのに時間がかかった。なので点数は低め。ギリギリ映像化できると...

面白いけど脳が疲れるミステリー 西武豊「そして、よみがえる世界」★★★☆☆ 序盤がまぁ難しい。特殊設定ミステリーなのでそこの説明は重要なのですが、まぁむずいっす。わかるけど頭がついていかない。可読性もやや悪いので、読むのに時間がかかった。なので点数は低め。ギリギリ映像化できると思うので、映画化よろしてくです。ただ事件がエグ過ぎるのでそこは改変しないと見ていられない。 #引用 ・脳は記憶を刻み、記憶は意識を生み、意識は人格を作る。 ・人から教えてもらったことは憶えない。 ・痛い目にあって、後悔して、こんな想いは二度とすまいと心に刻む。それだけが失敗を根絶する唯一の手段だ。 ・自分が生きている、今この瞬間だけの特別は、歴史に残ること以上に価値がある。 ・自分の中にある理想の姿に自分がどれだけ近づけているか、それだけが判断基準だ。

Posted byブクログ

2023/07/04

一行目:そして‥。 うーむ、さすがクリスティ賞。 毎度ジャンルがバラッバラだ! 今回はSFなので、ある意味早川書房さんにピッタリなのか。 舞台は、仮想空間と現実空間が入り乱れる未来の話。 身体に障害のある優秀な医師が、アバター?を使って見事手術をするという、いつかありそうな話...

一行目:そして‥。 うーむ、さすがクリスティ賞。 毎度ジャンルがバラッバラだ! 今回はSFなので、ある意味早川書房さんにピッタリなのか。 舞台は、仮想空間と現実空間が入り乱れる未来の話。 身体に障害のある優秀な医師が、アバター?を使って見事手術をするという、いつかありそうな話。 知らない単語ばかりなので、なんとなくスゴイような気がしてくる。 作品がどうのというより、受賞作品がブレすぎてそれが面白く、チェックがやめられない。

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2023/05/04

脳に埋め込んだインプラントで介助ロボットを操作し、現実とリンクもできる仮想空間のアバターで自由に行動できるようになった近未来。脊椎損傷の脳神経外科医が視覚再建装置埋め込み手術を執刀。患者の視覚に現れる幽霊、恩師・依頼者の転落死の謎。 身体が動かなくても仮想空間で自由に行動でき、...

脳に埋め込んだインプラントで介助ロボットを操作し、現実とリンクもできる仮想空間のアバターで自由に行動できるようになった近未来。脊椎損傷の脳神経外科医が視覚再建装置埋め込み手術を執刀。患者の視覚に現れる幽霊、恩師・依頼者の転落死の謎。 身体が動かなくても仮想空間で自由に行動でき、現実空間でも仮想的に存在できてしまう世界、すごいです。遠いようで近いくもあり、近いようで遠くもあり、ですが。

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2023/03/28

近未来の仮想現実世界での特殊設定ミステリー。その高度な仮想現実の世界を十分に際立たせるためか、中盤までが非常に遅くて途中でやめよか思うほど。一応伏線になる部分や不穏な動きを示す部分もあるが、いったい何が起きてどうなるかの道筋がなかなか見えなかった。ただ、中盤以降のスピード感は非常...

近未来の仮想現実世界での特殊設定ミステリー。その高度な仮想現実の世界を十分に際立たせるためか、中盤までが非常に遅くて途中でやめよか思うほど。一応伏線になる部分や不穏な動きを示す部分もあるが、いったい何が起きてどうなるかの道筋がなかなか見えなかった。ただ、中盤以降のスピード感は非常に良く、見え隠れしていた謎が明かされるにつれ、物語は急展開で進みます。非常に辛く悲しい現実から生み出された究極の仮想現実世界。そのエンディングは美しかった。

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2023/03/26

第12回(2022年)アガサ・クリスティー賞大賞を受賞した近未来SF作品。 舞台は、脳内インプラント<テレパス>による介助用ロボットの遠隔操作と発達した仮想空間により、身体障害者の生活が大きく変わった近未来。とある事件で障害を負い、テレパスユーザーとなった脳外科医の牧野は、<テ...

第12回(2022年)アガサ・クリスティー賞大賞を受賞した近未来SF作品。 舞台は、脳内インプラント<テレパス>による介助用ロボットの遠隔操作と発達した仮想空間により、身体障害者の生活が大きく変わった近未来。とある事件で障害を負い、テレパスユーザーとなった脳外科医の牧野は、<テレパス>を開発したSME社の役員で恩師でもある森園から、事故で記憶と視覚を喪失した少女・エリカへの、視覚再建装置を埋め込むための手術の執刀を依頼される。SME社の経営陣がエリカについて秘匿している何かがあると勘づくも、脳外科医として執刀する牧野だが、術後、無視することの出来ない不可解な事象がエリカを中心に起こり始め―――。 発達した仮想空間、体の内部ま精密に再現されるアバター、脳内インプラントによるロボットの遠隔操作(...etc)、現実と地続きな近未来と微トンデモ科学(仮説)で描かれるSFミステリ。題材も良いし、伏線回収もしっかり出来ていたが、特に心震わされるシーンもなく、淡々と読み終えてしまった。きっかけとなる事件、特にその犯人に対する掘り下げが足りていないせいか、一番大事なクライマックスでも盛り上がらず。残念。

Posted byブクログ

2023/03/23

ちょっとわかりにくいところが残念。 いろんなことが可能になる近未来。医療が発達して遠隔操作で手術が出来る。体が動かなくても頭脳で勝負出来る。 今より、いろんなことが出来るので能力のある人が行き過ぎてしまう感がある。それでいいのか? とちょっと思ってしまった。

Posted byブクログ