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我々はどこから来て、今どこにいるのか?(上) アングロサクソンがなぜ覇権を握ったか
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我々はどこから来て、今どこにいるのか?(上) アングロサクソンがなぜ覇権を握ったか

エマニュエル・トッド(著者), 堀茂樹(訳者)

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我々はどこから来て、今どこにいるのか?(上) アングロサクソンがなぜ覇権を握ったか

2,420円

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2022/10/25
JAN 9784163916118

我々はどこから来て、今どこにいるのか?(上)

¥2,420

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みんなの感想まとめ
  • 人類史
  • 家族視点
  • アングロサクソン
  • 覇権の謎
  • 核家族
  • 原始的社会
  • 近代国家の関係
  • 歴史人口学
  • 知的刺激
  • 歴史と文化

人類史を「家族」の視点から再構築する本書は、歴史人口学や家族人類学の知見を駆使し、アングロサクソンがどのように世界の覇権を握ったのかを解き明かします。著者は、核家族が実は原始的な形態であり、近代国家との親和性を持つことを示しながら、父系社会の成立や経済基盤の変化についても考察します。

前半は学術的で読みごたえがあり、後半は宗教改革や印刷技術の普及、都市文明との関連など、より身近なテーマに展開します。特に、アメリカの文化的特徴やその矛盾に対する著者の視点は、読者に新たな洞察を与えます。全体を通して、地域ごとの特性や歴史的背景を丁寧に描写しており、知的な刺激に満ちた内容となっています。

※この内容はAIが作成したものであり、ブックオフ公式オンラインストアの見解や意図を示すものではありません。

2026/06/07

経済ではなく、家族構造、宗教、教育等の人々の無意識や下意識で行動を形作る文化人類学的観点から過去および現在の各民族の立ち位置を解き明かす本。新たな視点がたくさんで興味深かった。 以下、興味深かったキーポイント。 ☀︎原始の人間は外婚制、核家族で、女性の地位が高い。そこから家族形...

経済ではなく、家族構造、宗教、教育等の人々の無意識や下意識で行動を形作る文化人類学的観点から過去および現在の各民族の立ち位置を解き明かす本。新たな視点がたくさんで興味深かった。 以下、興味深かったキーポイント。 ☀︎原始の人間は外婚制、核家族で、女性の地位が高い。そこから家族形態を進歩させてきたところほど日本やドイツのような直系家族やロシアや中国、中東のような共同体家族である。 ☀︎民主制こそ原始的。 ☀︎ロシアは共同体家族でありながら女性の地位が高い。 ☀︎もともとは宗教改革から始まった識字化が、産業革命等の経済革命の素地をつくった。 ☀︎直系家族は、強力な推進力を持つが、既存のシステムを変えるのには核家族よりも時間を要する。 ☀︎日本は世界の競争から出たがっているように見える。 個人的には、北欧の国々は女性の方が男性よりも圧倒的に学力が高いのが面白かった。

Posted by ブクログ

2026/01/28

人類史あるいは社会発展を物語る際に現代人は地政学と経済に重きを置いており、社会を語るのに国家・宗教・教育を重要視しがちだが、人間社会の最小単位である家族システムに注目すると、驚くべき相関関係が見出されることを説明する。トッドとしては家族システムで全てを説明できるわけではない、還元...

人類史あるいは社会発展を物語る際に現代人は地政学と経済に重きを置いており、社会を語るのに国家・宗教・教育を重要視しがちだが、人間社会の最小単位である家族システムに注目すると、驚くべき相関関係が見出されることを説明する。トッドとしては家族システムで全てを説明できるわけではない、還元主義とは一線を画すと言っているが、論調的には全てを説明しようとしているように見受けられる点が引っかかる。どこまで現実を正確に表しているか、ちょっと後付け・こじ付けがすぎると思われる点もあるが、原因と結果の説明がうまく聞こえることもあるため、非常に興味深い主張ではある。 まず原初のホモ・サピエンスは外婚制・移動性の高い核家族システムであり、地球上に広く拡散した。この原初の家族システムに近いのがイギリス・アメリカであり、アングロサクソンが覇権を握った遠因になるというのである。経済の躍進の前に政治的変革が根底となる。産業革命の制度的諸条件を築き上げたのは、ピューリタン革命、名誉革命による代表制統治であり、これらの統治制度を受け入れやすいのは核家族システムなのだという。当然アメリカには黒人や他の欧州人含め様々な人種が移民として来ているが核家族システムが根付いていった。19世紀末に大勢渡米したのは直系家族システムのドイツだったが、直系家族も成長を加速させる力があるとのこと。ただし、直系家族は過剰な完璧さで規範にハマリすぎる罠があり、日本やドイツに共通するポイントとなる。直系家族システムは技術伝承に向いているが保守的で創造的破壊を得意としない。(こういった説明を聞いて動物占いを連想してしまうのは私だけだろうか) 他方、中東・中国・インドの父系制社会は女性ステータスを低下させ、他社会の発明によって停滞してしまったことになる。ユーラシア大陸全体で見ると、父系直系家族、父系共同体家族などが中心で、核家族がベースとなっているのはイギリスをはじめ文字通り辺境の周縁部となる。外婚制共同体家族は共産主義や権威主義と親和性があり、中国やロシアが含まれる。我々にとって最も馴染みないのが、従兄弟との結婚が奨励される内婚制共同体家族(アラブ・ペルシャ)。シュメールや中国の初期文明では農業や文字の発明と同じ時期に父系制へ移行し、周辺の遊牧民などに伝播した。その結果、父系制氏族となったトルコ・モンゴルなどが軍事的に脅威となっていくパターンが見出される。その他、プロイセンは直系家族システムのため、長男以外の息子たちは軍への参加がスムーズで軍事力確保に繋がったというのもあった。ところで、ある程度近代化された社会では民法的に遺言・相続の意思も自由で、都市部に人口が集中して核家族化が進んでいくのは世界共通のように思われたが、今後100年たつとどのようになっていくのだろうか。 父系的社会は第二次産業に強く、女性ステータスが高い双系的社会は第三次産業に強い→前者は生産に、後者は消費に特化している。これが本当なのであれば、近い将来とんでもないしっぺ返しを食らうことになりかねない警告に受け止められる

Posted by ブクログ

2025/07/19

家族構造や宗教そして教育という、我々の心理を深い次元で司る要素の分析を通して、それぞれの国の政治や経済がなぜ現在のようになっているのかを読み解く書である。無意識・下意識の階層にある何かが、目に見えるものを支配しているという考えには、大いに納得できるものがあった。 核家族か共同体...

家族構造や宗教そして教育という、我々の心理を深い次元で司る要素の分析を通して、それぞれの国の政治や経済がなぜ現在のようになっているのかを読み解く書である。無意識・下意識の階層にある何かが、目に見えるものを支配しているという考えには、大いに納得できるものがあった。 核家族か共同体家族かあるいは直系家族か、という言い回しが数多く登場する。核家族はホモ・サピエンスの原初的家族形態であり、むしろ直系家族のほうが最新なのである。ただ、絶対的な核家族は、創造的破壊が非常に得意である一方、技術や知識の継承という観点で直系家族に劣る側面がある。産業面で成功している中国・インド・日本・ドイツを観れば頷ける主張である。 ここに兄弟間の平等性・女性のステータス・父方居住かというファクターで細分化したのち、出生率・識字化のタイミングなどで国力の推移を分析することで各国の政治・経済のダイナミズムを考えていく。アメリカの創造性と野蛮性の混在の正体を暴いた10章は特に面白かった。 正直、内容理解は20パーセントほどしか進まなかった。文章自体は難解ではないが、主張を理解するのに時間がかかりそうだったため、飛ばして読まざるを得なかった。下巻は日本やドイツに触れるため、まずはここまで読み切ってしまいたい。

Posted by ブクログ

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