機械仕掛けの太陽

知念実希人(著者)

• 販売会社／発売会社: 文藝春秋
• 発売年月日: 2022/10/21
• JAN: 9784163916088

商品レビュー

2024/09/16

新型ウイルスが人類を駆逐する。そんなSF小説の世界に自分が生きていたことを実感した。

恐れという感情を持たず、ただ機械的に人類を侵略していくウイルスは、得体の知れない脅威だ。感情は弱さだ。精神を蝕まれ、陰謀論を信じ出す者までいた。しかし、ウイルスへの特効薬は感情の持つ強さだった、とも言えるだろう。

日常を取り戻した今、改めて全ての医療従事者の方々に感謝を。

2024/07/12

新型コロナの医療現場のドキュメントに近いですが、作家さんの想いも伝わってきた良い作品でした。終わりが時間系列の中で、まだまだ先があるかと感じました

2024/07/10

医療従事者の様子は、フィクションでありながらノンフィクションと思える、現実に近い日常が描かれていたのではないかと感じた。実際の現場と、指揮する側、周りの一般市民との温度差が本当に激しかった。

ただ、ほかの方も言われているように、知念氏はワクチン推進派でワクチン慎重派や否定派に対してSNS上でもハッキリとした立場から意見しておられるため、評価としてはマイナスを付けざるを得ない。

現実にワクチンを原因として自分の母も頭部に副作用がでており、亡くなった方の多さも、国が因果関係を認めるかどうかを担っていて公平にみて「ワクチンが良いもの」かどうかわからないのに、一方的すぎる内容に対しては残念でした。