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キリンの首
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キリンの首

ユーディット・シャランスキー(著者), 細井直子(訳者)

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キリンの首

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 河出書房新社
発売年月日 2022/07/27
JAN 9784309208596

キリンの首

¥2,970

商品レビュー

3.7

9件のお客様レビュー

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2024/10/17

装丁が素敵な本!飾りたいようなおしゃれさ。 個人的には途中まで話題がとっ散らかって目が滑ったり眠くなって読みづらかった… 終盤には主要などの話題も回収されてすっきりした。 進化の過程的には弱いものは淘汰されるべきで、教師という自分の立場的にもいじめなどに介入するべきではないと...

装丁が素敵な本!飾りたいようなおしゃれさ。 個人的には途中まで話題がとっ散らかって目が滑ったり眠くなって読みづらかった… 終盤には主要などの話題も回収されてすっきりした。 進化の過程的には弱いものは淘汰されるべきで、教師という自分の立場的にもいじめなどに介入するべきではないとする主人公。 それはそれで信念を持ってはいて、完全に否定されるべきではないと私は思ってしまう。 教育でも厳しさより優しさが大事とされ(ている気がす)る今、その考えを多くの人と共有するのは難しいだろうし、主人公も立場が難しくなっている。 ドイツには全く詳しくないためわからないままスルーした単語や描写も多くあるが、生物学については以前小林朋道先生の本で少し触れたため身近に感じられた。 どの程度人間以外の動植物を保護するかなど、専門家でもみんな意見が違うところもあるんだろうな。

Posted by ブクログ

2023/04/10

これだから、読書、ホントの出合は刺激的かつ楽しく止められない。 日本では逢うことが珍しいタイプの作品だった。 3人称でありながら、生物学教師ローマルクのモノローグの呟きでストーリーが展開する。 ダーウィンを深く信奉する彼女。長年の教師生活で完膚無き程に築き上げた地の世界・・だが...

これだから、読書、ホントの出合は刺激的かつ楽しく止められない。 日本では逢うことが珍しいタイプの作品だった。 3人称でありながら、生物学教師ローマルクのモノローグの呟きでストーリーが展開する。 ダーウィンを深く信奉する彼女。長年の教師生活で完膚無き程に築き上げた地の世界・・だがある一人の生徒との出会いはそこへ無数の亀裂を生じさせ ほころびを齎す。 古きドイツの言葉、ものの世界は背後で再現される。所々に挟まれる生物学の挿絵が彼女の世界を表出する。 全ては何かの役に立つ・全てには意味がある・努力は無駄でない・適応、環境、インゲ・ローマルクの脳ががちがちの生物学的、ダーウィニズムからソフトに進化を。

Posted by ブクログ

2023/02/16

人間は常に課題を背負っている これが表題を導き、物語と彼女を救った気がします… 生物学の見識で生徒の行動を俯瞰した描写は 学者肌の主人公の考察として面白い 娘がいじめに遭ってもドライで情け容赦ない対応は教師の堅持にして恐ろしい

Posted by ブクログ

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