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筆のみが知る 幽霊絵師 火狂
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筆のみが知る 幽霊絵師 火狂

近藤史恵(著者)

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筆のみが知る 幽霊絵師 火狂

1,705

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 KADOKAWA
発売年月日 2022/06/30
JAN 9784041117323

筆のみが知る

¥1,705

商品レビュー

3.8

53件のお客様レビュー

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2025/11/02

女性、そして近藤さんならではの妖の小作品。 時代、背景、生臭み皆無∼ほんのり漂う色香と不可思議。 ふと江戸川乱歩の1929年作『挿絵と旅する男』を思い出した。無論、内容はからっきし記憶にないが・・この作品にヒントを得たのではないかしらなんて思った次第。 火狂という号と言い、その...

女性、そして近藤さんならではの妖の小作品。 時代、背景、生臭み皆無∼ほんのり漂う色香と不可思議。 ふと江戸川乱歩の1929年作『挿絵と旅する男』を思い出した。無論、内容はからっきし記憶にないが・・この作品にヒントを得たのではないかしらなんて思った次第。 火狂という号と言い、その制作スタイルと言い、キャラクターと言い コミック的な感触無きにしも非ず。 そして真阿もしかり。 役者卯之助に始まって、ラストも卯之助・・してその妻の姉妹。 10篇掲載されている筋は連作~すべて小さなサブストーリーが小さく展開し、その小世界が喜び、哀しみ、哀れ替えに集結していくように終わる。 近藤さンのある1頁が非日常的に仕上がっている

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2025/08/31

大好きな作家さん。 日常に潜む、人間模様やミステリーは、独特の感性で間違いなく楽しめる。 時代が明治維新の後の、大阪の料理屋。 大事に育てられた一人娘の真阿と、 そこに居候となる有名な幽霊絵師の興四郎。 霊感のある興四郎と、霊的な夢を見る真阿が、 たくさんの幽霊絵の謎を解くと...

大好きな作家さん。 日常に潜む、人間模様やミステリーは、独特の感性で間違いなく楽しめる。 時代が明治維新の後の、大阪の料理屋。 大事に育てられた一人娘の真阿と、 そこに居候となる有名な幽霊絵師の興四郎。 霊感のある興四郎と、霊的な夢を見る真阿が、 たくさんの幽霊絵の謎を解くところは、ワクワクした。 そして、二人のそれぞれの生い立ち、悲しい過去、 ストーリーをさらに深さが加わっている。 ラストで、真阿の父親がわかった時、あ~、と思わず声が出た! 絶対、シリーズにしてほしい!

Posted by ブクログ

2025/07/01

〔引用〕真阿にとって、興四郎は広い世界の入り口なのだ。(p.85) 〔内容〕時代は明治に入ってすぐくらいか。身体の弱い真阿の両親は大阪の新町(今の北堀江の北、靱公園の南あたりか)で料理店「しの田」を営んでいる。そこに絵師の火狂が居候としてやってきた。真阿と火狂のあたたかな交流と...

〔引用〕真阿にとって、興四郎は広い世界の入り口なのだ。(p.85) 〔内容〕時代は明治に入ってすぐくらいか。身体の弱い真阿の両親は大阪の新町(今の北堀江の北、靱公園の南あたりか)で料理店「しの田」を営んでいる。そこに絵師の火狂が居候としてやってきた。真阿と火狂のあたたかな交流と、ときおりのふしぎなできごとを描く。 〔感想〕ひとつひとつのはなしはみじかくたんたんとあっさりしていてよみやすいこところがよいです。[★★☆] ■簡単なメモ 【座敷小町】蔵に閉じ込められて窓から火事を見ている夢。 【犬の絵】真阿の見る黒い犬の夢。 【荒波の帰路】海沿いの小屋に閉じ込められて「帰りたい」とつぶやいている夢。 【彫師の地獄】火狂とウマが合っていた彫師の蓬吉の弟弟子が下絵を描いてくれと申し込んできた。 【悲しまない男】関の亡くなった妹の、連れ合いは童顔で真面目で腕のいい大工だがどこか怖いと関は言う。 【若衆刃傷】絵に描かれた若衆が姫を殺す夢。 【夜鷹御前】何度売っても必ず戻ってくる夜鷹の絵で糊口をしのいでいる藩のお抱え絵師だった元武士。 【筆のみが知る】赤ん坊を背負っていっしんに不動明王を描いている女と、役者絵を描いている若い娘の夢。 ■簡単な単語集 【秋/あき】「しの田」の中居。優しい。 【選ぶ】《どちらも自分で選べないなら、気楽な方を選んでもいいのかもしれない。》p.25 【火狂】本名は興四郎。幽霊絵師。東京では有名らしい。四十歳近い。白くて大きいらしい。《ひとつ場所には長居しない。土地も人も長くつきあえばつきあうほど、絡みついてくる。そのうち、そこに縛られて動けなくなる。それが怖い。》p.5。しかし大阪はわりと居心地が良くてもう二年ほどいる。《真阿にとって、興四郎は広い世界の入り口なのだ。》p.85。「見える人」らしい。 【北見俊一郎】火狂が注文を受けて描いた若衆の絵のモデルが誰なのか聞きに来た。元武士っぽい。 【希与/きよ】真阿の母。善太郎の後妻。 【関/せき】「しの田」の女中。 【善太郎/ぜんたろう】真阿の父。 【太吉】腕のいい、まじめな大工。関の、最近亡くなった妹の、夫。虎丸の父。かわいい顔をしている。 【豊/とよ】「しの田」の女中頭。よく太っている。 【虎丸/とらまる】関の、最近亡くなった妹の、息子。父は太吉。六歳。 【夏】「しの田」の使用人。 【蛭沼平五郎】火狂の弟子になりたいらしいが元武士のようで偉そうだ。 【平次郎】火狂の客。口調が堅いので元武士かもしれない。 【蓬吉/ほうきち】高田屋の彫師だった。火狂はなんとなく気に入ってたらしい。 【真阿/まあ】大きな料理店「しの田」のひとり娘。胸を病んでおりほとんど部屋から出られない。今年十四歳。《自分は、はりぼてでからっぽだ》p.13。外に出してもらえず本ばかり読んでいたのでけっこう物識り。いろいろ夢を見る。 【光】「しの田」の女中。 【世の中】《家族でもなく、好き合った仲でもない、赤の他人を信じることができたら、急に世の中が優しく感じられるのだ。》p.164 【利市/りいち】彫師。高田屋では蓬吉の弟弟子。

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