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終戦日記一九四五 岩波文庫
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終戦日記一九四五 岩波文庫

エーリッヒ・ケストナー(著者), 酒寄進一(訳者)

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終戦日記一九四五 岩波文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 2022/06/17
JAN 9784003247129

終戦日記一九四五

¥1,067

商品レビュー

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7件のお客様レビュー

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2024/09/27

「ケストナーの戦争日記」という邦題で刊行された「青い本」の該当個所との異同や加筆個所が結構あるので「青い本」を元にした日記風の文学作品と見なした方がよさそうだ。「アンネの日記研究版」や「福音書対観表」のように「終戦日記」と「青い本」の該当個所を対照にした本があればいいのに。少なく...

「ケストナーの戦争日記」という邦題で刊行された「青い本」の該当個所との異同や加筆個所が結構あるので「青い本」を元にした日記風の文学作品と見なした方がよさそうだ。「アンネの日記研究版」や「福音書対観表」のように「終戦日記」と「青い本」の該当個所を対照にした本があればいいのに。少なくとも「青い本」との異同個所を注に記したらどうだろうか?  邦訳者は旧訳の邦訳者の高橋健二を日本文学報国会の幹事や「大政翼賛会文化部長の要職にもついていた」と批判しているが「青い本」に引き摺られたのか?初刷ではグデーリアンの記者会見を記した個所で「そのひとつを朗読した」を落としている。担当編集者はドイツ語が出来なくても高橋健二訳を参照すれば気がついただろうに読んでいなかったのだろうか?そもそも岩波書店は刊行していたケストナーの本を高橋健二が訳していなかったのだろうか?  興味深いのはグデーリアンの邦題「電撃戦」に書かれている彼が宣伝省次官のヴェルナー・ナウマンが上司のゲッベルスから依頼された記者会見の記述が「終戦日記」にある。グデーリアンが言及していない(当然ながら出来ない?)「「ガス室といった悪魔のかまどなど病んだ空想の産物」であり、ロシア侵攻中まったく気づかなかったという」発言は「青い本」にも書かれている。グデーリアンの邦題「電撃戦」は大木毅の「戦車将軍グデーリアン」で批判されているように問題がある本だが、どうやら大木毅は「終戦日記」を読んでいないらしく一切言及していない。

Posted by ブクログ

2024/04/24

敗戦色濃い祖国で、亡命せずに過ごしていたケストナー。ケストナーの『こわれた時代』のあとに読んだ。書くことを止められた作家がどんな生活を送っていたのか。どんな噂を聞き、どんなものを見て、何を感じていたのか。何故、祖国に留まったのか? 『1945年を銘記せよ』

Posted by ブクログ

2023/04/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

描写が鮮やかで、「偽物映画を撮っている滑稽な絵面」も含め、全体が映画のように頭に浮かんだ。 ツィラータール鉄道の終着駅、マイヤーホーフェンはいつかTVで見たように思う。 金色の草原に立ち、眉をひそめてこちらを見送るケストナーを、列車の窓から見ているような読後感である。

Posted by ブクログ

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