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むらさきのスカートの女 朝日文庫
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むらさきのスカートの女 朝日文庫

今村夏子(著者)

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むらさきのスカートの女 朝日文庫

682

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 朝日新聞出版
発売年月日 2022/06/07
JAN 9784022650467

むらさきのスカートの女

¥682

商品レビュー

3.6

692件のお客様レビュー

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2024/11/07

後味が不思議

おそらく、この小説の終わり方は私とは合わないなと感じました。
文章は上手くて、とてもわかりやすいし面白いと感じました。ただ、読者にほぼ結末を任しているのが魅力なのか、そこら辺は合いませんでした。
モヤモヤする感じ、なんとも言えない感情を味わいたい人はおすすめです。

おそらく、この小説の終わり方は私とは合わないなと感じました。
文章は上手くて、とてもわかりやすいし面白いと感じました。ただ、読者にほぼ結末を任しているのが魅力なのか、そこら辺は合いませんでした。
モヤモヤする感じ、なんとも言えない感情を味わいたい人はおすすめです。
未だに、この本は何を伝えたかったのか、ふわふわしてよくわかりません。

はなこ

2025/02/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

信用できない語り手が好きな人に是非勧めたい。文章が非常に読みやすく、勢いに任せ一気に読み終えた。むらさきスカートの女が社会に馴染んでいく過程の描写が生々しく、読者にそう感じさせる語り手への不信感が比例して膨らんでいく道筋が見事だった。 文庫版では巻末に芥川賞記念エッセイや英語版訳者の解説が収録されている。著者の人間性と第三者による作品評価により、読了後も後を引きそうだった薄気味悪さが緩和された。初めて読むのが文庫版でよかったと感じた。

Posted by ブクログ

2025/02/11

むらさきのスカートの女が気になりすぎてどんどん読み進めてしまった。同じホテルの仕事を始めてからどんどん彼女を観察し詳しくなっていく主人公にやや狂気じみたものを感じ始めたら最後、むらさきのスカートの女を今の生活から遠ざけて手を差し伸べるかのように自分と二人で生きて行かせようとする。...

むらさきのスカートの女が気になりすぎてどんどん読み進めてしまった。同じホテルの仕事を始めてからどんどん彼女を観察し詳しくなっていく主人公にやや狂気じみたものを感じ始めたら最後、むらさきのスカートの女を今の生活から遠ざけて手を差し伸べるかのように自分と二人で生きて行かせようとする。結局女はその通りの行動をしなかったため、叶わなかったが、主人公は自分が新たに黄色いカーディガンの女として彼女のポジションを守っていく。主人公はむらさきの女に憧れと妬みを抱き、自分のものにしようとしていたのではないかと思う。むらさきのスカートの女は、所長を殺したと思って生きていくのかと思うと、主人公は彼女にとって人生の破壊者だと思った。

Posted by ブクログ