商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 大和書房 |
| 発売年月日 | 2022/05/12 |
| JAN | 9784479393870 |
- 書籍
- 書籍
ただしさに殺されないために
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
オンラインストア上の価格と店頭価格は異なります
お電話やお問い合わせフォームでの在庫確認、お客様宅への発送やお取り置き・お取り寄せは行っておりません
ただしさに殺されないために
¥2,200
在庫あり
商品レビュー
3.7
20件のお客様レビュー
普段意識できていなかった「物語」の裏側が暴かれる。たしかに目を背けたくなる話もあるし、いますぐ自分にどうこうできない話もあるけど、知っているか否かではこれからの生き方が変わってくる。
Posted by 
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「〇〇を倒せば世界はもっと良くなる」と期待できるわかりやすい悪を明確に提示してくれる「単純系」と、「あなたの生き面だや苦しさは、あなたのせいではなく〇〇の加害によってもたらされた」とする「責任の外部化」が、反ワクチンやフェミニズム、ヴィーがんなど多くのラディカルな思想に共通する。これらは「私憤」から「公憤」「義憤」へ昇華しているとも捉えられる。 ハンデのある人の感動の物語は「ハンデを抱える人は努力を重ねて卓越しなければならない」という社会的メッセージと同義であり、今の社会を肯定するマジョリティにとっての「赦し」でもある。 食肉や喫煙など、個人の自由が温暖化や感染症など、社会のリスクのために失われつつある。 自分にとって害や不快感のある人を排除して快適な暮らしを選ぶのであれば、自分にとって益や助けとなる人々の登場をも同時に諦めなければならない。
Posted by 
普段、意識することはあっても、そこまで真剣に考えるテーマではなかったため、刺激的でとても面白かった。序盤は読んでいて少し気が重かったが、2章以降は興味があったためかスラスラと読み進めることができ、それによって序盤の内容も後から理解が追いついてきた。 「自由」や「平等」がヨシとされ...
普段、意識することはあっても、そこまで真剣に考えるテーマではなかったため、刺激的でとても面白かった。序盤は読んでいて少し気が重かったが、2章以降は興味があったためかスラスラと読み進めることができ、それによって序盤の内容も後から理解が追いついてきた。 「自由」や「平等」がヨシとされている中で、意外とそれらの言葉が条件付きのものであることが明快に述べられている。わりと当たり前とされていることや、共有されている価値観みたいなものについて改めて考えてみることができる。 著者は各トピックについて話題提供を行うのみで、その答えは読者に委ねられているようである。もちろん、著者なりの見解もあり、首肯できるものもあれば、そうでないものもある。多くの人の意見を聞いてみたいと思える内容であった。
Posted by 
